七花ファームダイアリー

~食で健康を 心に栄養を~

「クレソン栽培ストーリー」の記事一覧

冬の朝に感じた小さな春

冬の朝は澄んだ空気が心を静めてくれるものです。1年前から続けているプログラミング学習も、ホームページ制作に挑戦しながら新たな壁に直面中。「404 Not Found」の表示に手を止められつつも、学ぶ喜びが次の一歩を支えてくれています。 畑に向かうと、凍った水面が朝陽を反射して輝いていました。冷え込む中、アカガエルのタマゴを見つけ、クレソンの成長を目にするたび、小さな春を感じる日々。鳥たちが訪れる変化にも負けず、自然のリズムは確かに刻まれています。 季節と共に育つクレソンは、冬の厳しさの中でも希望を教えてくれる存在。プログラミングも畑仕事も、小さな成長の積み重ねが未来を作るんだなと、今日も実感しました。

冬の久住と、もちの話

久住のクレソン畑に久しぶりに行った朝は、なんともキリリと冷え込む空気に包まれていた。標高の高さゆえか、早朝はマイナス2℃、日中でも0℃。クレソンたちは寒さに耐え、枯れることなく春への希望を抱えているように見えた。「来年も頑張ろう」と声をかけ、熊本へ戻った。 そして今日、心を温めるもう一つの話題、もちつきが登場する。火加減を見ながら作ったおもちがこれまた絶品で、もち米の甘みがしっかり引き出された。その流れで、最近気になっている「バターもち」について調べてみたところ、秋田の郷土料理らしい。フライパンでバターとしょうゆの香りをまとわせたもちは、一口食べれば虜になるとか。硬くなったおもちも、こうやって再生させればまた新たな味わいが広がるのだ。 寒い季節にはおもちの温かさが心にしみる。この冬、雑煮や焼きもちに飽きたら「バターもち」、挑戦してみるのも悪くないかもしれない。

「初氷が告げる冬本番、クレソンの生命力に迫る」

今朝、熊本市では今季初の氷が観測され、一面霜で覆われた冬景色が広がりました。空気は肌を刺すような冷たさで、まさに「冬本番」を感じさせる朝でした。ニュースによれば、熊本県内の全観測地点で真冬並みの冷え込みが記録されたとのことです。 そんな中、七花ファームでは霜が降りる畑の中でもクレソンがたくましく育っています。水面にはところどころ氷が張っていますが、クレソンはその下で白い根っこを水中に漂わせ、冷たい水から栄養を吸収しながら成長を続けています。他の野菜なら影響を受ける厳しい環境下でも、クレソンたちは10週間を経て横に広がり、冬の寒さに適応しています。 この季節、クレソンの白い根が水中に広がる様子は、自然の力強さと生命力を感じさせてくれます。寒さ厳しい熊本の冬の中で、クレソンのたくましさは七花ファームの冬の風物詩となっています。

長崎で得た刺激と、クレソン成長の秘密

ある週は何事もなく過ぎ去りますが、この週は特別でした。長崎への旅は、忘れられない余韻を残してくれたのです。若い農家たちの情熱的な発表に心を打たれ、新たな出会いが未来の可能性を開いてくれました。そして、新幹線に乗る偶然の機会が胸の高鳴りを一層引き立てたのです。 帰ってきた私は、ふと成道寺川を眺めていました。この川は冬でも温かく、クレソンにとってはまさに天国です。冷たい空気が流れ始めた頃から、緑の葉は勢いを増し、水中で揺れる根っこは生命の躍動を語りかけてきます。その光景は、日々の中で見るささやかな奇跡の一つです。 さらにクレソンについて調べてみると、光、水、土、温度、流れ…彼らが必要とする条件は驚くほど多様だと再認識しました。長崎での刺激とクレソンの成長への気づきは、私の中に新たな挑戦への活力を宿してくれました。

クレソン畑 vs. カモ軍団 – 私たちの挑戦

カモたちがまた現れました。最近は被害もなく、どこか別の場所に移動したのかなと思っていた矢先、再び新芽を食べられてしまいました。せっかく元気に育ち始めたクレソンがまた被害に遭うなんて、本当にがっかりです。クレソンを育てることは、収穫する以上に、こうした自然との攻防戦がつきものなんですね。 カモの被害はクレソン農家だけの問題ではありません。熊本市では、天明地区のレンコンや海苔農家も同じような悩みを抱えています。共通しているのは、水を貯めた環境が必要な作物を育てていること。カモたちにとって、その環境は絶好の休憩スポットであり、同時にビュッフェ会場でもあるのです。調べてみると、カモが好む池の条件がいくつか挙げられていましたが、私たちのクレソン畑はまさにその条件を満たしている場所でした。だからこそ、被害も避けられないわけです。 そこで挑戦しているのが「くぐれんてぐすちゃん」というテグスを使った対策です。本来はカラス対策用の方法ですが、熊本市の鳥獣対策室のアドバイスを受けて、クレソン畑にも応用しています。ただ、水田のような環境では設置が難しく、思った以上に手間がかかりました。それでも、美味しいクレソンをあなたの食卓に届けるため、カモたちとの戦いは続きます。この戦い、負けるわけにはいきません!

水温が語る自然の力

12月の寒さが九州山地のクレソン畑に忍び寄り、水面には薄氷が張り始めています。2024年の異例の高温を乗り越えても、自然は確実に冬の足音を響かせています。熊本では標高の高さが季節の進みを早め、クレソン畑の水温も冷たさを感じるほどになりました。それでも、凍てつくような寒さではなく、生命力を見守る余地は残っています。 一方、熊本の平地にある七花ファームのクレソンは絶好調です。11月には渡りカモに泣かされましたが、対策が功を奏し、定植をやり直した苗たちは元気に育っています。久住から持ち込んだ苗も、まるで温泉のような水温のおかげで驚くほど活き活きしています。特に印象的なのは、暖かい水温にゲンゴロウが動き回る姿を見つけたこと。冬場でも生物たちの活動を目の当たりにすると、自然の力強さに胸が踊ります。 水温の違いは、単なる気温の差ではなく、水源の深さが関係しているようです。久住の水源が浅いおかげで中性で冷たい水が湧く一方、熊本では深い水源から温かくアルカリ性の水が湧いています。この地理と水質の違いが、クレソンにとっての最適な条件を作り出しているのでしょう。

プログラミング練習記:15日目の挑戦とカモ対策の日々

少し間が空いたけど、プログラミング練習は続行中。基礎に立ち返りつつ、「東京大学のデータサイエンティスト育成講座」の本と格闘し、ついにウェブからデータをダウンロードするまで進んだ。でも、リンク切れやZIPファイルの展開でつまづき、最後は手動で解決。小さな成功を味わった日。 一方、熊本のクレソン畑ではカモとの戦いが続く。例年よりひどい被害を受けたけど、暖かい水とテグスの力で再び復活の兆し。成長するクレソンを眺めながら、「負けるもんか」と奮闘する日々だ。

渡り鳥カモの襲撃!テグスで守るクレソンの今

今朝、クレソン畑の見回り中に、どこか異変を感じてよくよく見てみると、奥の方のクレソンがごっそり消えていました。近づいて確認すると、葉っぱが無残にかじられていて、どうやら今年もまた渡りのカモがやってきている様子です。過去にも食害に悩まされた相手だけに、油断が悔やまれます。 今年は特に被害範囲が広く、すぐに対策が必要と判断しました。そこで、熊本市の鳥獣害対策室から聞いたカモ除け用のテグスを試してみることに。農研機構の「畑作テグスくん」手法を参考に、1メートル間隔で高さ1メートルに張り巡らせ、銀色の反射テープも使って、カモに「居心地の悪さ」を感じてもらおうという作戦です。明日からの雨を考えながら、引き続き設置を進め、今年も美味しいクレソンを守れることを願うばかりです。

熊本クレソン栽培レポート10月後半霜降の頃

季節が霜降に入り、朝晩は少し肌寒さを感じるようになってきました。昼間はまだ暖かさが残るものの、秋がしっかりと深まってきています。 熊本のクレソン畑でも、10月中旬に植えたクレソンが2週間で大きく成長しました。水の流れが良い場所では、すでにクレソンが立ち上がり、新芽が次々に顔を出している姿も見られます。水源の近さで生育が違うのも興味深く、秋の進むクレソン畑の変化を楽しんでいます。