日本の冬は砂漠より乾燥するの?

おはようございます

昨日の熊本市は最高気温が10度で寒かったです(﹡•﹏•﹡)

これから約一週間は少し気温が上がってくるようです

今日はこのお話しです

日本の冬は砂漠より乾燥するの?

ニュースを見ていて驚いたことがありました

昨日、埼玉県の最小湿度は12%だったそうです(゚Д゚;)

快適な湿度の目安は40~60%と言われているので、湿度12%とは極めて乾燥している状態です

砂漠より乾燥していると例えられていて

本当に砂漠より乾燥しているの?と思い、湿度について調べてみました

日本の冬は砂漠より乾燥する?

日本の冬は、日本海側で湿潤、太平洋側で乾燥するという話を聞いたことはありませんか?冬は、日本海側の新潟などに比べて、太平洋側の東京などは、相対湿度が低い傾向にあります。でも、本当に日本海側は乾燥していないのでしょうか。
実は、日本の冬はほとんどの地域で、砂漠より乾燥していると言えます。このことを、絶対湿度を用いて説明しました。

相対湿度・絶対湿度って何?

一般的に私たちが「湿度」と呼んでいる(天気予報でよく見る)ものは「相対湿度」のことを指します。相対湿度は「空気中の水蒸気量」÷「飽和水蒸気量」×100で求めることができます。飽和水蒸気量とは、単位体積あたりに含むことができる水蒸気量のことで、暖かいほど多くなります。
飽和水蒸気量が気温によって異なることから、同じ相対湿度でも空気中の水蒸気量は、
気温によって変わってしまいます。たとえば、同じ相対湿度80%でも、空気中の水蒸気量は、気温20℃の場合は13.8 g/㎥、気温30℃の場合は24.2 g/㎥と、気温が高いほど水蒸気量が多いことが分かります。なお、この「空気中の水蒸気量」を「絶対湿度」とも呼びます。この「絶対湿度」が乾燥に大きく影響してくるのです。

日本の冬は砂漠より乾燥していると言える理由

砂漠の相対湿度は約20%とよく言われます。札幌、新潟、東京、大阪の2月の相対湿度の平年値はそれぞれ68、74、52、60%ですから、この数字だけを見ると砂漠より乾燥しているとは言えません。
しかし、冬はそもそも気温が低いです。気温が低いと、飽和水蒸気量も少なくなることから、空気中に含まれる水蒸気量(絶対湿度)も、少なくなりやすいです。砂漠の相対湿度を20%、気温を40℃とすると、絶対湿度は10.2 g/㎥と求めることができます。同様に札幌、新潟、東京、大阪の絶対湿度を2月の気温の平年値から求めると、それぞれ2.7、4.4、3.8、4.5 g/㎥となります。絶対湿度を計算すると、日本の冬はほとんどの地域で、砂漠より乾燥していることがよく分かりますね。

引用:日本気象協会より

湿度には相対湿度と絶対湿度があることを学びました

そして気温が高いほど飽和水蒸気量も空気中の水蒸気量も多くなりやすく、逆に気温が低いほど飽和水蒸気量も空気中の水蒸気量も少なくなりやすい

そのため日本の冬は乾燥しやすく、ほとんどの地域で砂漠より乾燥している

砂漠は砂地で乾燥が強いイメージですが、比べてみると日本の冬は気温がさがって砂漠よりも乾燥することがあるのですね

近ごろ、感染症(インフルエンザ)や火災のニュースを耳にすることが多いです

感染予防や火の用心とともに、湿度を観察しながら家の中での乾燥予防に努めたいと思います

今日は「日本の冬は砂漠より乾燥するの?」のお話しでした

おしまい

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました(人˘︶˘).。.:*♡

では(^0^)/

「笑う門には福来る~Fortune come to laugh~」♬