花が咲いているものと咲いていないものがある不思議(花芽形成)

なぜ?花が咲くのは同時ではないの?

今日もクレソン三昧の一日でした。

モッサモッサで、花が咲く前に収穫しなきゃ!と収穫してクレソンの調整をする今日この頃です。

そんなクレソンの成長期に入った最近の疑問があります。

先日サギを写した場面でもクレソンの育ちが良いところと育ちきれていないところ写っていました。

クレソン畑の水の流れの関係で、どうしてもクレソンの育ち具合に違いがでてきてしまいます。

ひろあきひろあき

あれ?もう花が咲いている?

そうなんです、クレソンの花が咲き始めているんです。

しかし、クレソンの花が咲いているところと、咲いていないところがある。

そして、育ちが良くないクレソンの方が咲いている。

一体なんでこんな状況なんでしょうか(・・?

ここが不思議だよ、クレソン

疑問点を整理すると、

  • 大きく育っているクレソンは花が咲いていない。
  • 小さいままのクレソンには花が咲いている。

 大きく育っているクレソンの方が先に花が咲いて、育っていないクレソンや、小さなクレソンは花が後に咲くんだと思っていました。どうも違うようです。

植物の開花は何が合図になっている?

何で育ちきれていない場所が先に花が咲くんだろうか?

手持ちの本をあたってみると、植物の開花について書いてありました。

引用します。

植物は開花する前に、まず大人にならなければならない。

多くの植物には”幼若期”があるので、この期間ではいくら好適環境になっても、植物は開花することはない。このことは、開花は繁殖のためにするので、合理的である。

つまり、繁殖のためには、植物体や花が十分な状態にならなければならない

たとえば、昆虫を引き付けて受粉されるように、花を大きく広げなければならない。受粉後は、受精し、引き続き種子が形成され果実が発達する一連の過程が始まる必要があり、これには多くのエネルギーが必要である。

だから植物体が十分に成長するまで開花を延期するのは生物として賢明な選択といえよう。

引用元:環境制御のための植物生理 
86頁「開花生理」

植物が花をつける

時期が来たら花が咲くってわけではないんですね。

ちゃんと身体づくりができたよー花をつけて種を作る体力があるよー

って植物も、どうにかやって認識しているんですね。

まとめ

ということは、育ち切れていない場所のクレソンは、これ以上の成長は無理とあきらめて、さっさと花を咲かせて種をつけるという判断をしたということなんでしょうね。

まとめ

・育ちの良いクレソンと、育ちの良くないクレソンがある。
・よく育っている方より、小さなクレソンの方が先に花が咲いた。
・植物は、開花する前に十分に大人にならないといけない。それは繁殖のためである。

植物の花が咲くのをコントロールするのは難しいの一言ですね。どうやって咲くのかも予想を超えてくるので、うまくコントロールできるようにしっかり観察をしなければと思いました。