イノシシがクレソン畑に侵入!クレソンは無事か?対策はどうする?

イノシシがクレソン畑に出現

涼しくなって、良いクレソンができている(*^▽^*)

と喜んでいると、事件です。

イノシシがクレソン畑に侵入して荒らしているではありませんか(; ・`д・´)

原因はカモとカニか?

これまでイノシシがクレソンを食べたということはありませんでした。

今回も、クレソンを食べに来たというわけではなさそう。

現場をゆっくり見て回ると、イノシシが何をしにクレソン畑に侵入したのか、

見えてきました。

状況から推理するに、

カモを襲いにクレソン畑に入って、

山太郎カニ(モズクガニ)またはサワガニを見つけたので

クレソンが集まっているところをぐちゃぐちゃにしたのではないのだろうか?

と想像しました。

イノシシについて知る

イノシシを含めて、野生動物による被害を防ぐ基本の対策は以下の3つです。

野生動物による被害を防ぐには、

1) 誘因除去=野生動物の食料となるものを管理・除去

2) 予防=農地に接近侵入させない (防護柵設置)

3) 捕獲=加害する野生動物を駆除する

引用元:農林水産省 野生鳥獣害防止マニュアル

とはいえ、何が食料となるのか?

どうやって接近させないようにするのか?

どうやって捕まえるのか?

という点については、加害してくる動物を知ることから始まります。

イノシシについて基本の情報を整理すると以下のようになります。

イノシシを知る

食性

・雑食性で人間が食べるようなものはすべて食べる。イモやタケノコさらにはイネの穂、昆虫の幼虫など、さらには草や木も食べる。


行動
・昼夜を問わずエサを求めて活動する。
・行動範囲は周囲2~3キロ、時に広がる。成獣は1m以上の跳躍力
を持つ。
イノシシは本来、繊細で用心深い。防護柵などの障害物を跳び越
える前に警戒しながら近づき、安全を確認する。そして、助走せずに1mもの柵を飛び越える。
・上を越えるよりも、下をくぐって通り抜けようとする傾向あり。
※幼獣は15cm格子を通り抜け、成獣は20cm程度の隙間は潜り抜ける。
・鼻は犬並みの鋭い嗅覚を持つ。
・海や湖を泳ぐこともできる。
・鼻は臭いをかぐだけでなく、土を掘る、障害物を動かす時にも使 う。

1-2 イノシシを知る

※50~60kgの重さを持ち上げ押し動かすことが出来る。
・鼻先は敏感で電気刺激には弱い。
繁殖
・年1回の繁殖。交尾期は12~2月頃、出産期は4~6月頃。
・満2歳で初産、平均4~5頭出産と多産、うち約半数が成獣に。
・野生の寿命はオスが約6歳、メスが約10歳。
特性
本来警戒心が強く、臆病で注意深く、人前には姿を現さない。
・一端慣れると大胆不敵になる。
・「猪突猛進」はパニックになって逆上したときの姿。
・体毛は太く剛毛。体が電気柵に触れても平気。

引用元:農林水産省 野生鳥獣害防止マニュアル

●一メートルくらい軽々と飛び越えることができる。

●50㎏~60㎏の重さを持ち上げることができる。

●20cmの隙間があれば潜り抜けて侵入することができる。

という身体能力は脅威ですね。

よくホームセンターにあるコンパネなんか軽々と木の葉のように吹き飛ばされます。

テレビで、イノシシの大捕り物として、

警察官がさすまたでイノシシを取り押さえている光景を見ますが、

こうやってイノシシの能力を見ると危険な行為に思えますね。

閑話休題、

今回のイノシシの侵入が、クレソンを食べに来たわけではなく、

カモとカニを遊びがてら探しに入ったようなものかなと思いました。

これから長い期間イノシシが襲ってくるわけではないのであれば、

資金をかけて電気柵やワイヤー柵を設置するのも現実的ではないのかなー

とにかく一時的に侵入してきているとしても、

なにがしかの対策をせねば!

まとめ

結局、クレソン畑には対策として、

畦の草刈りと簡易の柵を設置して様子を見ることにしました。

なぜなら、熊本市の鳥獣対策担当の部署へ相談したところ、

次のようなアドバイスをもらいました。

イノシシ対策アドバイス

●最終的には電気柵の設置がベストな侵入防止の対策。
●イノシシは元来臆病な性格なので、音が出る・サーチライトなどの設置でも効果がある場合も。
●秋に当たる今の時期は、栗・柿・イモ類など食べ物が豊富なので食事には困ることは少ない。秋が過ぎて翌年タケノコが立ちはじめるまでの時期が食料が少なくて注意が必要。

この情報も参考にしつつ、

人間がいるんだよ!入ってほしくないんだよ!

という意思表示も含めて上記の対策をしてみました。

果たして結果は、

今朝はイノシシがクレソン畑の近くに来たものの、

クレソン畑には入らずに帰っていった跡がありました。

なんとか入っていただかずに済んだ。

という状況なので、

今後、イノシシの被害が出ないように気をつけて様子を見ていかなければ!

と思っているヒロアキでした。

被害がおさまらなければ早めに電気柵も考慮に入れなければなー(*´з`)

参考資料:野生鳥獣害防止マニュアル

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