![水温が語る自然の力](https://i0.wp.com/nanaka-farm.com/blog/wp-content/uploads/2024/12/wp-17333984442383978591973791211333.jpg?fit=640%2C480&ssl=1)
氷が張る朝、冬の到来
12月に入ってくると、
過去最高気温の記録を更新し続ける2024年と言えども温度が下がってきました。
九州山地のクレソン畑は、早朝氷が張るようになり、
クレソンの成長も進まなくなってきています。
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熊本も寒くなってきていますが、
標高が高いところは季節が進むのも早いなと実感しています。
クレソン畑の水温も”凍てつくような”温度ではありませんが、
冷たいなと感じるような水温になっています。
水温が育む冬の成長力
ところ変わって熊本のクレソンは絶好調になってきています。
真冬でも水温が高いのが特徴の熊本の七花ファームのクレソン畑です。
11月に泣かされたカモの対策にも目途が立ってきました。
少し遅くなったけれども、クレソンの定植をやり直しています。
久住のクレソン畑から苗を持ってきていますが、
久住と比べるとまるで温泉のようです。
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最低気温が水温よりも低くなってくるとクレソンの成長が加速したように感じます。
来年の冬クレソンのヒントになりそうな気づきでした。
水温が高いおかげか、ゲンゴロウをクレソン畑で発見しました。
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12月でも水中の昆虫は動けるんですねΣ(・ω・ノ)ノ!
びっくりしました。
自然の科学、畑のヒント
久住と熊本で水温が違う理由についてですが、
気温が違うことだけが理由ではないようです。
水源が深くから湧いていると水温が高くアルカリ性の水となります。
逆に水源が浅いと水温は低く中性の水となるそうです。
久住のクレソン畑の水源地は池山水源です。
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夏でも温度がとても低かったので、
水源は意外と浅いところから湧いているということなんでしょうか。
まとめ(生成AIによる)
12月の寒さが九州山地のクレソン畑に忍び寄り、水面には薄氷が張り始めています。2024年の異例の高温を乗り越えても、自然は確実に冬の足音を響かせています。熊本では標高の高さが季節の進みを早め、クレソン畑の水温も冷たさを感じるほどになりました。それでも、凍てつくような寒さではなく、生命力を見守る余地は残っています。
一方、熊本の平地にある七花ファームのクレソンは絶好調です。11月には渡りカモに泣かされましたが、対策が功を奏し、定植をやり直した苗たちは元気に育っています。久住から持ち込んだ苗も、まるで温泉のような水温のおかげで驚くほど活き活きしています。特に印象的なのは、暖かい水温にゲンゴロウが動き回る姿を見つけたこと。冬場でも生物たちの活動を目の当たりにすると、自然の力強さに胸が踊ります。
水温の違いは、単なる気温の差ではなく、水源の深さが関係しているようです。久住の水源が浅いおかげで中性で冷たい水が湧く一方、熊本では深い水源から温かくアルカリ性の水が湧いています。この地理と水質の違いが、クレソンにとっての最適な条件を作り出しているのでしょう。