耐寒力はすごいのです。
朝の冷え込みも厳しく、
朝は霜がびっしりと降りている毎日です。
クレソンも早朝はこの通り、
葉っぱは真っ白に凍り付いてしまいます。
幸いクレソンは、
耐寒性が強いので、極寒地を除き冬に地上部が枯れることはないが、生育はほとんど止まって節間もつまって伸びなくなる。また低温によって茎葉は赤紫色となり枯れ葉も増える。ただし生理的に休眠性のある植物ではないので、保温することによって冬季でも生育を継続させることができる。
引用元: 著)山岸博 農業技術大 野菜編 第11巻 特産野菜 クレソン
とあるように、寒さには強いので午後には元通りに戻っています。
親株クレソンは超ビッグ。
そんなこんなで、寒さにも負けずに元気に育っているクレソン。
大きく育っています。
最近の親株は親指の倍くらいの太さまで大きくなっているんです。
一体どうやって栄養を吸収しているのでしょうか?
水生植物はどのような栄養成分をどうやって吸収するのか?
クレソンも水生植物の仲間です。
根っこは地面のなかにあまり潜らず、
むしろ水に触れている面積の方が多いくらいです。
そんな水生植物が栄養を吸収する仕組みを解説しているページを発見しました。
引用します。
水生植物はどのような栄養成分をどうやって吸収するのか?
引用元:講談社 日本植物生理学会(編)植木屋さんも知らないたくましいその生き方
湖沼に生育する水草は、根を持っているが水面に浮かんで生育するもの、ハスやアサザやオモダカのように、湖底の土(底土)に根を下ろしているが葉は水面に出て生育するもの、さらには、カナダモやセキショウモのように、底土に根を下ろし、からだ全体も水の中にあるものまでさまざまです。
いずれも、必要な栄養の種類は陸上の植物とまったく同じです。植物が多量に必要とする元素には、炭素、水素、酸素、窒素、カリウム、リンなどがあり、微量でも植物の成長に必要な栄養成分としては、カルシウム、マグネシウム、硫黄、鉄などがあげられます。これらの栄養成分は湖水や底土中に溶けており、水生植物はこれらの栄養成分を吸収して成長しています。
ウキクサは、湖水に溶けている栄養成分を葉や根から吸収していると思われます。アサザやオモダカは、おもに底土に溶けている栄養成分を根から吸っていると思います。そして、カナダモやセキショウモでは、根からだけでなく、水中にある葉の表面からも栄養を吸っています。
おそらくクレソンは、
”カナダモやセキショウモのように、底土に根を下ろし、からだ全体も水の中にあるものまでさまざまです。”
と同じグループに分類されると思います。
水と光だけでこんなに大きくなるとはビックリですね!