稲刈りフィニッシュ!
今年の稲刈り無事に終わりました。
今年は夏の暑さのせいなのか?
思ったような出来栄えではありませんでした。
忘れないうちに反省を記録しておかなきゃ!
反省点その一、水田の雑草
ひとつは水田に生える雑草です。
除草剤効かない部分がありました。
水で流れちゃったかな…
水田の雑草には、タイヌビエやタマガヤツリのように、春に種子
から発芽し秋にはかれてしまう種類(一年生雑草)と、クログワイのよう
に、秋にかれたように見えても、 実は土の中の茎が生き続けている種類
(多年生雑草)があります。多年生雑草もまた、水中で茎から芽を出すこ
とができます。雑草対策に広く行われているのは農薬の「じょ草剤」を使うことです。
引用元:公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構「米穀機構 米ネット」
水田で使われるじょ草剤は、稲の生長には無害で、雑草だけをからしてし
まう種類が使われています。
なお、現在水田で使われているじょ草剤は性能がよいので、お米作りの
期間に1~2回まくだけで十分な効果が得られ、収穫後のお米には残らな
いようになっています。
お米Q&A 水田に生える雑草というのは、水中でも生えてくるのですか。より
反省点その二、温暖化と高温障害
それから、お米の粒が小さかったのが反省点です。
稲の成長は順調に進んでいたので、
8月9月の時期が問題だったのでしょうか。
気になるのは8月の下旬の開花時期の天候と、
8月9月の高温が原因になる高温障害かな。
温暖化の現状について調べると、ここ数年の温暖化が顕著になってきているようです。
その理由は次のようなことだそうです。引用します。
東京大先端科学技術研究センターの小坂優准教授は、熱帯の海水温データを組み合わせる方法で年々の変化を再現した。人為影響を差し引くと、1900年代、40年代、70年前後にも気温が低めになる時期が見えた。こうした自然変動が、気温の上昇期と停滞期のタイミングを決めてきたという。
2010~14年の気温は20世紀初めより0・9度上昇したが、自然変動を除くと1・2度ほど上がった計算になる。小坂さんは「地球が暖まる方向に向かっていることはほぼ間違いない」と話す。
停滞期は海の深くで熱が吸収されているとみられている。16年までの世界の平均気温は5年連続で上昇し、3年連続で過去最高を更新。停滞期から上昇期に移りつつあるのでは、と研究者の注目が集まる。
引用元:朝日新聞 2017年02月26日 (科学の扉)異常気象の背景探る 温暖化の影響、計算で明確に
このまま温暖化が進むとお米も作りにくくなります。
お米の高温障害について調べてみました。
こちらも引用します。
最近の夏の猛暑は誰もが実感するところです。
引用元:公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構「米穀機構 米ネット」
統計的にも全国の夏の平均気温はこの100年間で約1℃上昇していますが、特に最低気温の上昇は西日本では約1.6℃となっていて、昼間と夜の最低気温の較差(日較差)が小さくなっているのが特徴的です。
たった1℃の違いぐらいと思ってしまいそうですが、平均気温1℃の変化は、日本のような中緯度地域の夏では、緯度が300~400㎞の南北移動に相当するわけです。
このような気温の上昇は、現在の稲作適地では間違いなくお米の品質を低下させます(高温障害)。特に、登熟期(実りの時期)の日平均気温が26~27℃を上回ると、籾へのデンプンの蓄積が阻害され、玄米の一部または全部が乳白化したり(乳白粒)、粒が細くなったり(未熟粒)、両方の障害がでたり(白未熟粒)してしまいます。乳白粒や未熟粒が多いお米は、農家にとっては農産物検査での格付け(等級)の低下や減収、消費者にとっては食味の低下をもたらします。出穂前後の平均気温はここ20年間でも0.5℃上昇し、九州では1.2℃も上昇していて、現に九州では等級の低下があらわれているところもあります。
お米Q&A 地球が温暖化すると、お米の品質は低下してしまうのですか?より
今年は熱帯夜が長引いていた印象でした。
平均気温の変化で、たった1℃の影響が緯度にして300~400㎞の違いを出すとはΣ(・ω・ノ)ノ!
まとめ
新米できました。
まだ去年のお米を食べているので、
新米を食べれるのは12月からの予定です。
新米があるのに食べれない…
農家あるあるですね((; ・`д・´)