クレソンの種の播き方

クレソンの種を播きたい!

という強力な欲求に支配されていないでしょか?

今日はクレソンの育て方についてシリーズです。

ズバリ、クレソンの種ってどうやって播けばいいのか。

クレソンの育苗

久しぶりにクレソンの育苗をしています。

つまり種からクレソンを育てています。

基本的にクレソンは、栄養成長で増やすのが一般的です。

クレソンどうやって作ったらいいですか?と聞いた時に言われる、投げときゃいいよーって増やし方ですね。

こちらの写真は去年栄養成長で定植しているクレソンの様子です。

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すでにちょっと根付いていますが、クレソン苗が置いた場所にちゃんと根を張って増えているのがわかりますね。

七花ファーム式クレソンの育て方について

七花ファームではクレソンの播種、育苗方法は以下の通りです。

①まず育苗箱にばらまきで種をまきます。軽く土をかぶせてたっぷり水をかけます。

温度が合えば発芽率も高いです。

写真は発芽した様子。

②本葉が出てきたくらいでポットに鉢上げします。

今回は夏場で温度が高いので③早目に圃場に移動しています。

育苗箱のままでは発育が良くなかったので、鉢上げしてあげた方がクレソンにとっては快適なようです。

もう少し大きくなったら定植する予定です。

種をまいた時期が少し遅くて、気温が高いのでちょっと弱らせてしまったのが今回の反省点です。

本当に正しいの?検証

クレソンの育苗、ペーパー的なこともチェックしておきましょう。

栽培歴

クレソンの栽培歴。種子繁殖の場合には4‐5月に播種して5‐6月に定植し、栄養繁殖の場合は3月中頃または9月中頃に定植し、ともにその後は何年間か周年的に収穫できる。

引用元:農業技術大系』野菜編 クレソン 著山岸博 83頁

とあるように、播種時期は4-5月ですね。

秋の時期も播種しても大丈夫でした。9‐10月くらいでしたね。

育苗期の管理

クレソンは栄養繁殖と種子繁殖の両方が可能であるが、親株がなくて栽培を始めようとする場合や一度にたくさんの株を必要とする場合には播種・育苗によって苗を確保しなくてはならない。種苗会社から種子が市販されているのでそれを利用する。

播種期は4-5月で、10aあたり50‐60mlの種子が必要である。種子は極めて小さいので丁寧に扱う必要がある。

適温かでは5‐6日で芽が出てくるので、新聞紙(乾燥防止用に掛ける)をのぞき十分に日光を当てながら生育状況を見て、込み合っているところをピンセットで間引く。

苗が4-5㎝に伸びたらいったん10㎝間隔程度に移植し、さらに10センチくらいに伸びた段階で本田に移植する。

本田では25㎝×15㎝程度の株間にする。活着までは浅水をひたしておき、その後少しずつ水を増していき10㎝程度とする。

引用元:農業技術大系』野菜編 クレソン 著山岸博 84頁

となっています。

だいたい方法的にもペーパーとあっているということで、よろしくお願いします。

まとめ、そしてクレソンスプラウトを作りたい方へ

いかがでしたでしょうか、クレソンの種の播き方についてです。

発芽はしやすい植物ですので、発芽適温に合っていれば芽を出すのは簡単に出してくれます。

ちなみにクレソン発芽適温は、

種子の発芽適温は23‐30℃

引用元:農業技術大系』野菜編 クレソン 著山岸博 82頁

です。寒いのに強くて暑さに弱いわりに発芽適温は高いですね。

スプラウトをしてことはないですが、クレソンスプラウトを家庭菜園したい方向けにひと言かけるならば、

発芽適温を守ること、

播種床は乾燥させないこと

を気をつけてください。クレソンは川の岸に生える植物なので感想は苦手なんです。