猫の社会化期と猫の行動の特徴

クネクネたまちゃん

暑さがやわらいだお彼岸頃、縁側でたまちゃんが久しぶりにクネクネしていました。

猫があお向けでお腹を見せて身体をくねらせるのは、とても安心した状態だそうです。

つまり、

ご機嫌だったんですね(*’▽’)

猫の行動学

ブログの調べもののために、ネットで検索していると、面白い猫についての記事を見つけました。

内容は猫の行動について。

少し長いですが、抜粋して引用します。

猫の正常な行動の特徴

猫の行動の代表的な特徴を以下に挙げた。


① 猫は基本的には単独で行動をする動物である。

猫は犬とは違い本来は群れを形成せずに単独で行動する動物であり,家畜化の過程でほぼ変化することはなかった。「単独で行動する」ことは,誰の助けも借りずに生きることであり,「自らが脅威にさらされて傷つくこと=死」を意味する。よって他者と協調し社会生活を送ることよりも自分自身が生き延びることが最優先課題となるため社会性に乏しく,見知らぬ人や環境に対して非常に警戒する。
一方、飼い主や同居猫などと一緒に暮らすメリットを与えるべく,子猫の時から飼育環境を整え,社会化などの努力も行い,日々の猫への接し方などに注意を払えば,猫は家庭という社会の中で十分幸せに生活できるだろう。

② 猫は縄張り意識が強い
単独で行動し生活をする猫は,自分ひとりで生きていくために安全を確保し身を守りつつ,安心して必要物資を確保できるような場所=縄張りを非常に重要視する。

③ 猫の感覚やコミュニケーション方法は人と違う部分がある。
猫は視覚,聴覚,嗅覚,触覚などをつうじて相手とコミュニケーションをとる。
● 視覚的シグナルでは表情・姿勢などのボディーランゲージや行動をよく観察するとよい。
● 聴覚的シグナルは人にとって比較的理解しやすいものだろう。
● 嗅覚的シグナルも猫にとっては非常に重要で,爪とぎ・体をこすりつける・尿をかけるなどのマーキング行動をすることで(人を含めた)他の動物にメッセージを送る。猫がどこにどんな匂いを残し,それはどんな意味があるのかなどを人は想像しながら嗅覚的シグナルを読み取る必要がある。
● 触覚的シグナルは信頼している人・猫・犬などに対して行う行動であり触れ合う・舐め合う・グルーミングし合うなどで親愛の情を示す。

④ 猫には捕食本能がある
猫は本来獲物を単独で捕まえ殺して食べる動物である。したがって猫にはそのための身体能力や獲物を殺すための武器となる鋭い爪や犬歯が備わっている。家庭で飼われている猫にも捕食行動の本能は残っており,遊びをとおして捕食行動が発現する。

⑤ 猫も犬と同じく学習する
猫も犬と同様に学習する動物であり周囲の環境・状況・社会的関係などからさまざまなことを学習し行動する。猫は犬以上に自己防衛本能が強いこと,社会性が犬よりも低いことなどから,損得や危険を見分けるための判断が早く,恐怖や不安といった情動に伴って行動が変化しやすい。

⑥社会化に最適な時期(社会化期/感受期)が犬よりも短い。

猫の社会化期は生後およそ 2 ~9 週齢と考えられており,犬(およそ 3~12 週齢)に比べて短い。この時期に社会化に必要なことを実践しないと,後に初めて遭遇する刺激(生物および非生物)に対して警戒や恐怖の反応を発現しやすくなる

引用元:藤井 仁美 子猫を迎えたら ~子猫を迎えた飼い主に伝える行動学~

基本的に単独で生活する猫でも、

”子猫の時から飼育環境を整え,社会化などの努力も行い,日々の猫への接し方などに注意を払えば,猫は家庭という社会の中で十分幸せに生活できるだろう。”

とあるように、

単独でも生きれる猫でも、

社会化という教育をしてあげるとより人間と仲良くなれるようです。

社会化期

では、社会化というのはどういうことでしょうか?

調べてみると、「社会化期」という人間との生活に慣れるのに最適な時期があるようです。

2週齢ごろから、多くの人やもの動物に慣らそう。

生後2週齢から9週齢ごろまでの時期を「社会化期」といいます。猫は、この時期に接した人や動物に対して、警戒心を解き親しみを持つようになるといわれています。逆にこの時期を逃したら、猫は新しいことを受け入れるのが難しくなります。

飼い主さんだけでなく、老若男女多くの人と触れ合わせましょう。すると、成猫になってからも人が好きな猫になるはずです。

引用元:大泉書店 幸せな子猫の育て方

子猫の頃から人に慣らすのはとても大切です。

猫は、「イエネコ」として家畜化されている生き物なので、

どんな時期からでもある程度までは人間になれることはあると思っています。

家畜化される生き物というものは、

群れを作って、人を群れのボスだと認識する生き物でなければ家畜にはならないそうです。

豚も困ったときは、最後には人間に頼ってきます。

猫も同様だと思います。

とはいえ、子猫のうちに、特に社会化期と言われる2週齢から9週齢の時期の人間との触れ合いは猫にとってとても重要な意味を持っているようです。

まとめ

以上、今日は猫の社会化期と猫の行動の特徴について調べてみました。

まとめると、

猫の社会化期と猫の行動の特徴

●猫の社会化期:生後2週齢から9週齢ごろまでの時期を「社会化期」といいます。猫は、この時期に接した人や動物に対して、警戒心を解き親しみを持つようになるといわれています。
●猫の行動の特徴:① 猫は基本的には単独で行動をする動物である。
② 猫は縄張り意識が強い
③ 猫の感覚やコミュニケーション方法は人と違う部分がある。
④ 猫には捕食本能がある
⑤ 猫も犬と同じく学習する
⑥社会化に最適な時期(社会化期/感受期)が犬よりも短い。

となります。

それはさておき、クレソン収穫中です。

パスタにクレソンの葉っぱをパラっとかけて、茎は麺と一緒に炒めてコンソメで軽く味付けすると簡単な一皿ですが最近のお気に入りです。

茎とはいえ、新芽を収穫しているので柔らかくておいしいんですよー(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

参考資料

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