寒波襲来
寒波襲来しました。
一夜明けるとクレソン畑も真っ白に。
クレソンの葉っぱをよく見ると、表面だけ凍っているんですねΣ(゚Д゚)。
寒波がクレソンに与える影響を考えてみました。
また食べるときにも寒さの影響がクレソン味にもでてくるのでしょうか?
① 寒波がクレソンに与える影響
moving water never cold.
つまりは”流れる水は凍らない”という水道の凍結対策の基本と同じように、
クレソン畑は常に水を流しているので、冷え込みが厳しくならない限りはあまり凍り付くことはありません。
今回は流れの緩い場所は水面が凍っていたので、
思っていたよりも気温が下がったようです。
さて、そんな寒波襲来の環境の中で、
- クレソンの葉っぱが凍る原因とその影響
について考えてみると、”凍霜害”ということになります。
夜間急激に起こる冷却によって発生する気象災害。 大陸高気圧より分離した移動性高気圧が日本付近に移動したときに起こる。 凍結による凍害と,霜による霜害を合わせた意味で,凍霜害と呼ばれる。
引用元:凍霜害(とうそうがい)とは? 意味や使い方 – コトバンク
幸いクレソンは寒さに強く、写真のように真っ白になった畑も昼前には一面の緑のクレソン畑へと戻っていました。
- 寒波によってクレソンの成長が遅れる理由
もともと寒さに強いクレソン。
文献によっては⁻15℃でも生きていけるとか、
北海道で自生しているとか、
寒さに強いエピソードは枚挙に暇がありません。
とはいえ、クレソンも人間と同じ生き物なので
人間が気持ちいいなーという時期は成長が良いし、
人間も過ごしにくい厳寒な気候では成長が止まってしまいます。
現在のクレソン畑は、水源地が近いので比較的水温が年中一定です。
水温が下がりすぎないので真冬でも成長が止まるわけではありませんが、
気温が下がって真冬の寒さが続くと、どうしても成長はゆっくりとしたものになってしまいます。
②寒さによるクレソンの甘さ増大の仕組みとその活用法
”寒締めホウレンソウ”や”霜降ハクサイ”
など、冬野菜は寒さにあたったことをPRしているものが少なくありません。
たとえばホウレンソウは寒さにあたることによって、
✤甘みが増す理由
寒さで凍結するのを防ぐために、植物は体内の水分を放出して糖分を蓄えようとします。水分を放出することで細胞中の糖分が凝縮され、甘みが増すのです!
引用元:タキイ種苗株式会社 高栄養価、寒い時期は、さらに甘みとビタミンがアップ!
<秋~冬>のホウレンソウ栽培のポイント
以上の引用のように甘みが増すのです。
- 寒波によってクレソンの甘さが増す理由
クレソンに関して霜にあたって甘みが増すという情報はヒットしませんが、
最近クレソンをご購入いただいた方から
「こんなに甘いクレソンは食べたことがない!」
というメッセージをいただいています。
甘みが増している理由は上記のホウレンソウの甘みが増す理由と同じではないかと考えています。
- 甘さ増大クレソンの料理や使い方の紹介
寒さで甘みが増したクレソンを楽しめる一番の方法は、生のままサラダで召し上がっていただくのが一番ではないでしょうか。
から揚げ、ステーキ、ローストビーフなどの肉料理の隣にもピッタシです。
まとめ
寒さに強いクレソンとはいえ、
先週までの陽気から一転しての寒波襲来で、
さすがのクレソンもダメージを受けたようです。
霜が溶けた後に収穫すると、いつもよりもクレソンが軽く感じました。
寒さで凍らないように水分を減らしていたんだろうなーと思います。
植物の寒さへの適応策も驚くべきところがありますね。
七花ファームのクレソン、食べチョクでも取り扱っています。
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