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芒種も終わり、梅子黄 (うめのみきばむ)頃
夏のような暑さが続く今週でしたが、
季節は二十四節気で言えば”芒種”の終わり、
七十二候で言えば”梅子黄 (うめのみきばむ)”の時期となりました。
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梅が黄色く色づく時期をしめす七十二候だそうですが、
下に引用した、梅雨の語源の通り、梅雨真っただ中をしめす季節でもあるはずです。
「梅雨」という言葉の由来は、梅の実が熟す時期の雨という意味から名付けられたとも言われています。
引用元:ウェザーニュース 七十二候「梅子黄」 梅の熟す季節
今年は梅雨入りが遅れて様子が違っています。
暑さで梅が不作だそうです
暑さが厳しいといえば、
今年の梅が不作なのも暖冬の影響だったそうです。
引用します。
有数の産地である和歌山県田辺市のJA紀南本所の栗栖昌央指導員は、「2020年のウメ栽培も低調でしたが、今年は過去10年で最も不作の年となりました。一番影響したのが暖冬です。外気温が高く、ウメが早期に開花した結果、実の数が減ってしまいました」と語っています。
「開花が早まると実が減る」これは、花の器官の成長と受粉・受精に関係しているといいます。和歌山県果樹試験場うめ研究所の綱木海成研究員によると、「栽培品種の8割を占める『南高梅』は、他品種の花粉を受粉して実を成します。開花前に気温が高いと、雌しべや花粉が発育不全を起こしたまま開花し、受精能力そのものが低下してしまうのです。
また、受粉の際に重要なのがミツバチなどの昆虫。ミツバチはデリケートな昆虫で、気温や天候によってその活性化が左右されます。ウメの開花が早まると、ミツバチの活動時期とずれが生じてしまい、受粉がうまくいかずに実が減ってしまうことがあるのです」
引用元:ウェザーニュース 今年はウメ・サクランボが不作 昨年の猛暑・暖冬の影響で出荷量が大幅減
確かに今年はビックリするほど暖かい1月と梅の開花が早いなと感じました。
虫が出てくる前に咲いてしまったことと、
早く咲きすぎて成長がうまくいかないことがおこるんですね( ..)φメモメモ
クレソンにも暑さの影響が…
閑話休題、
今年も過去最高気温を更新し続けていると報道を目にしますが、
今月は梅雨入りが遅れて、想像以上の気温が続いています。
暑さに弱いクレソン。
クレソンもこの熱波の影響を受けて、
こちらの写真のように強い陽射しに負けて枯れてしまうものも目立つ状態です。
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今週は梅雨入りが予想されていたり、
日中の気温も30℃を下回る日が多く、
夜の気温も20℃程度です。
枯れたり、弱ったクレソンの下には、
また新しいクレソンの芽がたってきています。
なんとか暑さを凌いで回復してほしいと願っています。
まとめ
夏の暑さが続く今週、季節は芒種を過ぎて梅が黄ばむ頃となりました。
梅雨の語源にもあるように、梅の実が熟すこの季節、通常ならば梅雨真っ只中のはず。
しかし、今年はその様子が違い、梅雨入りが遅れています。
暑さの影響で梅の不作が続き、和歌山県の梅農家も困っている様子。
暖冬で早期に開花した梅は実の数が減少し、
ミツバチの活動とタイミングが合わず受粉もままならなかったようです。
私たちのクレソンもまた、この熱波に苦しんでいます。
日中の猛暑と夜の気温上昇で枯れたり弱ったりするクレソンが増えています。
それでも、梅雨入りと気温の低下を期待しながら、
枯れたクレソンの下に新たな芽が育つのを見守っています。