地球沸騰化の時代
去年、2023年によく耳にした「地球沸騰化」という言葉が身につまされて感じる今年の夏でした。
連日の猛暑日で、温暖化どころではなく沸騰しているという表現がピッタリと感じる夏でしたね。
「地球沸騰化」は国連の事務総長さんの発言で注目されました。
スピーチのなかの「呼吸のできないほどの空気。耐えがたい高温。」の言葉のままの日々が続いていたなぁ…
共感しかないスピーチについて引用します。
本日発表されるデータによれば、7月はすでに、観測史上最も暑い3週間、観測史上最も暑い3日間、そしてこの時期の過去最高の海水温を記録しています。その影響は明らかであり、悲劇的です。子どもたちはモンスーンの雨に流され、家族は火災から逃げ惑い、労働者たちは焼け付くような暑さの中で倒れています。
北米、アジア、アフリカ、ヨーロッパの大部分にとって、この天候は狂った夏です。地球全体にとっては、災害です。そして科学者にとっては、明白です。つまり、その責任は人類にあるのです。これらはいずれも、これまでの予測や度重なる警告と完全に一致しています。唯一の驚きは、その変化の速さです。気候変動とは、今ここにあり、まさに恐怖です。そしてこれは、始まりにすぎません。
地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来したのです。呼吸ができないほどの空気。耐え難い高温。化石燃料から得る利益と気候変動に対する不作為のレベルを受け入れることは、到底できません。指導者たちは先導しなければなりません。もはや躊躇は要りません。言い訳も不要です。誰かが先に動くのを待つのは、もうやめましょう。そんな時間は、もうありません。
引用元:国際連合広報センター プレスリリース 23-074-J 2023年07月27日「記者会見におけるアントニオ・グテーレス国連事務総長発言」
苦戦が続いた夏クレソン
そんな沸騰化している夏の暑さから逃れるために、
熊本から標高の高い九州山地へとステージを移して、
夏クレソンの栽培に挑戦2年目の今年でした。
想定を越える猛暑日が続く夏でしたが、なんとかクレソンを枯らさずに栽培できました。
とはいえ、久住の方も例年よりも気温が高くまだまだ夏クレソンの生産は苦戦が続いています。
秋が近づきクレソンの成長が進む
9月も終わりが近づく今日9月26日でも熊本は真夏日の気温で、
明日は猛暑日もあるかもという予報がでています。
”暑さ寒さも彼岸まで”
のはずがなんでだー(; ・`д・´)
と地団駄を踏んでいるひろあきですが、
秋は間違いなく始まっているようで、
九州山地のクレソン畑は元気になってきました。
葉っぱもより鮮やかに、
茎は立派になってきました。
季節が凄しやすくなりこれからはクレソンからより目が離せなくなりますよ!
七花ファームのクレソンにご期待くださいませ(*^▽^*)
まとめ
この夏、まさに「地球沸騰化」を肌で感じました。
国連事務総長の言葉にあった「呼吸ができないほどの空気。耐えがたい高温。」は、私たちの日常そのもの。
今年の夏も、あちこちで猛暑の被害が拡大し、まさに人類の責任が問われています。
そんな中、九州の山地で挑んだ夏クレソン栽培は、2年目に突入。
想定外の猛暑に苦戦しながらも、どうにか枯らさず育てることができました。
9月も終わりが近づく中、
九州山地のクレソンは、鮮やかな葉と立派な茎を見せ、これからの成長に期待が高まります。