クレソンを食う虫がいても不思議ではないのかな

クレソンを食べにくる虫

今日はクレソンの最近の悩み事について。

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香りが強い野菜で、虫がつかないと思われたりもするんですが、クレソンを食べにくる虫っているんですよ。

まさに「蓼食う虫も好き好き」という文字通りの虫が何種類かいるんです。最近あったかくなってきて被害が大きくなってきているのが、カブラバチ。

カブラバチとは?

カブラバチとは、次のような虫です。

カブラハバチは草食タイプの蜂の仲間。老齢幼虫は小さくて真っ黒く「ナノクロムシ」とも呼ばれます。

成虫のハチが葉肉の中に卵を産みつけ、孵化した幼虫が柔らかい葉を中心に食害します。大量発生すると葉脈だけを残して食べ尽くされてしまうこともあります。

幼虫は体長10〜20mmほど、やや光沢のある黒色をしたイモムシ状の幼虫。成虫は体長7〜8mmで、頭部と翅が黒く、胴体がオレンジ色。

尚、カブラハバチという名前は、”カブラの葉を食べる蜂”という意味ですが、アブラナ科全般につきます。

引用元:やまむファーム 「カブラハバチ被害の特徴と対策・予防法

コチラの解説にあるように、黒い幼虫が被害を発生させるので成虫は見たことがないのです。

なので、最初この虫はなんだ!と調べたときになかなか見つけられなくて困ったのを記憶しています。

クレソンもアブラナ科なのでムシャムシャと食べられてしまいます。たまにハートマークの食べあとを付けるのはカブラバチが有力な容疑者です。

蓼食う虫も好き好きとはいえ、タバコまでも…

「蓼食う虫…」ということで調べると、いろいろ意外な植物を食べる虫がいるようです。

なかでも面白かったのは、タバコにも害虫が作んですねー

タバコは、ご存知の通りニコチンを含んでいて、ニコチンは強力な殺虫作用を持っているそうです。そんなタバコにも害虫がいて、食べにくる虫がいるそうです。

詳しいことは以下の引用をご覧ください。

「蓼(たで)食う虫も好き好き-辛い蓼を食う虫があるように、人の好みはさまざまである」(広辞苑)。

 この有名なことわざの蓼は、タデ科植物のヤナギタデ類のことで、刺身のつまに付いている赤や緑色の小さい二葉の芽(かいわれ)がそれである。 その葉は辛く、虫だって敬遠するだろうということでこのことわざができた。しかし、その意味ならば「タバコ食う虫も好き好き」とした方がはるかに説得力が大きい。 ニコチンはタバコがおそらく虫への防御物質として発達させた二次成分で、強力な神経毒物質を持ち、化学農薬全盛の今でも殺虫剤としての命脈を保っている。  

 しかし、このニコチンの壁を突破したタバコ害虫は数多く、日本でも50種近くが記録されている。彼らがニコチンをブロックする仕組みは一部の種類で解明されているだけだが、 オオタバコガ、キタバコガなどの食葉性のヤガ類の幼虫の多くは、栄養分だけ頂き、ニコチンは神経に作用する前に速やかに体外に排泄するきわどい仕組みを持つ。 また、欧米で実験用昆虫として有名なタバコスズメガはニコチンを短時間で無毒な物質に変える代謝機能を持つ。

以下略…

引用元:公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会H.P. 「蓼食う虫も好き好き

タバコを食べる虫がいると思うと、クレソンなんて美味しいなーと食べている虫がいても不思議ではないですね。

めっきり春らしくなって、鶯の声もどんどん上手になっていっています。

気温が上昇しても、クレソン元気です。美味しいクレソンをどんどん届けていきますよー

よろしくお願いします!