ネギ類の状況とフィトケミカルなアリシンについて

ねぎ続々発芽中

季節が進んで気温がさがってきて

ねぎ類の発芽や成長が順調です。

小ねぎは畑でペーパーポットで発芽しています

小ねぎは直播での栽培も、

ペーパーポットでの育苗も順調に発芽しています。

やったね!

タマネギも成長しています

一足先に発芽していたタマネギもすくすく成長しています。

発芽から55日程育苗するので、

12月上旬まで育苗予定です。

フィトケミカルなアリシン

風邪をひくと首にネギをまく

など身体に良いイメージのあるネギ。

その力の源はアリシンというイオウ化合物です。

イオウ化合物とは何か?どんな働きをしているのか?

気になったので調べてみました。引用します。

われわれは日常の生活において、ネギ属植物のニンニクやタマネギ、アブラナ属のブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ダイコン属のダイコン、ワサビ属のワサビなどの植物を介して多くの含硫化合物を摂取している。これらの硫黄を含むフィトケミカルは、通常植物体内では含硫アミノ酸や含硫配糖体などの前駆体として貯蔵されている。 

引用元:日本栄養・食糧学会 (監修)食品因子による栄養機能制御 「第6章ネギ属植物の含硫成分の機能性」

ネギだけでなくアブラナ科にも含まれているイオウ化合物。

ということは、ネギやタマネギだけでなく七花ファームで育てているクレソンも関係してきますね(゚д゚)!

しかし、フィトケミカルとは聞き慣れない言葉ですね。

こちらも調べてみましたので引用します。

体に有益な機能を持つ成分の総称
 食品中には、身体に必須の栄養素とされていなくても、何らかの機能を発揮している化学物質が含まれています。ここでは、それらを総称して”機能性成分”として扱います。
 中でも一番研究が進んでいるのが、植物の中で合成される”フィトケミカル”です。本来は、植物が紫外線や害虫などの外敵から身を守るためにつくり出す物質です。代表的なのが、植物の”アク”や香りの成分である”ポリフェノール”、緑黄色野菜の色素に含まれる”カロテノイド類”、ニンニクの香りや大根などの辛味成分に含まれる”イオウ化合物”です。これらの成分には強い”抗酸化作用”を持つものが多く、老化や生活習慣病などを予防する働きがあります。

引用元:マイナビ出版 渡邊昌(監修)栄養学の基本 ―オールカラー―(運動・からだ図解)

なるほどー

身体に役に立つ機能を持つ植物の成分をフィトケミカルと呼んで、

フィトケミカルの種類の中にイオウ化合物があるんですね。

イオウ化合物の機能は次のようなものがあります。

イオウ化合物
 イオウ化合物は、にんにくや長ネギなどのユリ科、キャベツや大根などのアブラナ科に含まれる臭いや辛味の成分です。
 イオウを含む化合物で、アリイン、アリシン、イソチオシアネートなどの種類があります。共通しているのは強い抗酸化作用です。また種類によって、抗菌・殺菌作用、血栓を溶かす作用、血行をよくする作用などがあります。

引用元:マイナビ出版 渡邊昌(監修)栄養学の基本 ―オールカラー―(運動・からだ図解)

アリシンはネギに含まれる成分で、

イソチオシアネートなクレソンに含まれる成分です。

どちらも抗菌・抗酸化作用、血栓を溶かす作用、血行を良くする作用があるそうです。

まとめ

七花ファームの野菜たちは”イオウ化合物”がとても良い働きをする成分だとわかりました。

薬味にもサラダにも鍋やスープにも使える

クレソン&ネギ類の野菜たちですので

よろしくお願いします(‘◇’)ゞ