水田の草取り
暑さに負けず、田んぼの草取りです。
今年は6月下旬から気温も湿度も高くて、例年とは気候が違うと感じています。
その影響で、今年は”ナガボノウルシ”という雑草が大繁殖しています。
難防除雑草ナガボノウル
難防除雑草という冠言葉を持つナガボノウルシ。
どういう植物か?引用します。
ナガボノウルシはアジア、アフリカの熱帯が原産で、現在は全世界の熱帯の水田や湿地に生息する1年生草本です。
東南アジアでは非常に繁茂する有害な水田雑草で、日本でも帰化植物として1960年頃から熊本で確認されました。しかし、本州へは分布を広げておらず、当館の温室でも勝手に増えたりはしません。栽培している感じでは発芽に高温を要するようなので、日本の雑草との競争に勝てないためではないかと思います。
また、アレロパシー物質が知られており、ナガボノウルシの鉢内には他の雑草は生えないようです。中国では生の茎葉をつぶして患部に塗り、腫れ物や傷の治療に用います。
引用元:山科植物資料館 ナガボノウルシ
6月に田植えが終わり、ほっとしている7月に芽をだして急激に成長してくる雑草です。
今年は高温多湿でナガボノウルシの発芽が早く6月下旬から発芽してきていました。
これも温暖化の影響のように感じます。
薬用のちからもあるの?(; ・`д・´)
今日のブログに書こう!とナガボノウルシを調べていると意外な記述がありました。
ナガボノウルシの薬用について、中国本草図録(1 9 9 0 )に次のように記されている。ナガボノウルシは中国の植物名を楔弁花、生薬名を木空菜といい、全草を消炎、消腫の目的で瘡瘍腫毒に外用する。それには通常生鮮品を潰して患部に塗ったり、乾燥して粉末にしそれをつける。
引用元:水 草 研 会 報 熊 本 で 水 田 雑 草 化 し た ナ ガ ボ ノ ウ ル シ
ナガボノウルシの薬用がいつか役に立つかも!?
まとめ
ぼちぼちクレソンの収穫も続けています。
さすがに連日の暑さでクレソンも少しバテてきているようすです。
少し収穫量が減ってきましたが、クレソンの収穫ができていることに感謝な8月です。
暑さでバテる野菜や枯れる野菜が多い中、田んぼのナガボノウルシは元気にしているのが驚きです。
今後も暑い夏が続くと、熱帯原産の植物がふえていくのかなーと想像するヒロアキでした。