おススメクレソンできています!

2月に入って暖かくなってきて、ピカピカのクレソンが収穫できています。

氷点下まで下がるとクレソンにもダメージがあったようですが、

少し気温が上がって、

最低温度も5℃を下回ることが減って霜の心配が無くなってくると

クレソンがどんどん大きく育っていく季節いなってきました。

クレソンをカモに食べられている(。-`ω-)

そんな”旬”を迎えつつあるクレソンに付きまとう不安があります。

カモが食べてしまうんです。

秋から夜回りをしたり、網やテグスを張ってみたりしましたが、

なかなか被害を抑えられていません。

夜間に食べにくるカモなので、

どんなカモがクレソンを食べているのかその正体はわからないのですが、

渡ってくる時期を考えると”ヒドリガモ”というかもではないかと考えています。

ネット上でそのヒドリガモが熊本でいつ渡ってきて、いつまで熊本にいるのか?

という疑問に答えるグラフを見つけました。引用します。

ヒドリガモの熊本・江津湖の越冬数のグラフ
ヒドリガモの熊本・江津湖の越冬数のグラフ

10月下旬から姿を現し、3月あたりに姿を見せなくなるという、

七花ファームで困っているカモの滞在パターンと同じです。

最近は、ふたたび海を渡る準備のためか一段とクレソンを爆食いしています。

ヒドリガモは、日本列島日本海側(北海道経由)や大陸沿岸部を北上して極東ロシアへ到達したことが観察されました(環境省(「我が国へ渡来するカモ類の渡りについて」)

引用元:独立行政法人家畜改良センター兵庫牧場衛生係 カモ類の飛来について

調べてみると、こちらに引用したようにロシアまで海を越えて渡っていくそうです。

遠くに行く前にクレソンを食べて備えるのは本当にやめていただきたい(;´・ω・)

カモ対策の難しさ

カモの対策をここ数年がんばっていますが、カモ対策は難しいです。

まず、夜にカモが食べに来るのでその姿を見つけるのが難しこと。

また、下に引用したように防鳥網以外の追い払い資材の効果が低いこと。

農林水産省植物防疫課が行っている鳥獣害被害調査には、カモ類が冬季の野菜を加害することが報告されているが、それらの被害状況や加害種は明らかにされていない。(中略)冬期間のキャベツがカルガモによって加害されることを確認し、その被害による減収が、ある場合は7割にも達すると推定している。この地域では、防鳥網のほか防鳥テープや旗などの追い払い資材が設置されていたが、これらの効果は防鳥網以外ではほとんどなく、防鳥網でも設置が不備だった畑などで20%ちかっくの被害株率が生じていた。

引用元:植物防疫 第52巻第9号(1998年)ガンカモ類による作物被害

また、効果のある防鳥網も設置や回収が大変なこと。

とはいえ、このまま美味しいクレソンをカモに食べられ続けるのも悲しいので、

対策を頑張りたいと思います。

まとめ

暖かくなり、ピカピカのクレソンが収穫できるようになった2月。

寒さでクレソンにダメージがあったものの、

気温上昇で成長が加速している。

しかし、「旬」の到来と共に新たな問題が発生している。

クレソンをヒドリガモが食べてしまうという不安だ。

夜間に食べに来るため、カモの対策が難しい。

調査によると、ヒドリガモが冬季に熊本を訪れ、

クレソンを含む露地の野菜を爆食いしている可能性が高い。

カモ対策は難しく、防鳥網以外の手段の効果が限られている。

美味しいクレソンを守るため、

対策に取り組む決意だ。

カモの食害を乗り越え、

美味しいクレソンを提供できるよう頑張りたい。

そんな七花ファームのクレソンに興味をお持ちのあなたへ、

コチラの食べチョクのページをご覧下さい。