tiktok ブログ紹介 ねぎの冬対策
昨日に引き続き冬対策について。
今日はねぎの冬対策。
露地での冬栽培は初めてなのでどうなるのかドキドキです。
ねぎ自体は寒さに負けないんですが、
冬の寒さは葉っぱが折れるという被害がでるんですよね。
そのあたりを踏まえて情報の整理い書きだしてみようと思います。
ねぎは寒さに強いのか?
まずは、ねぎという植物が寒さに強いのかどうなのか?
データ的なところから入ってみたいと思います。
生理、生態的特徴
発芽適温は15-25℃で、生育適温は15-20℃。生育適温は品種群で異なっている。ねぎの品種は、冬に休眠する「夏ねぎ型」とほとんど休眠しない「冬ねぎ型」に大別される。
ねぎの生育適温は品種群や品種間で異なるが15‐20℃で、30℃以上の高温になると、品種に関係なく生育は急激に衰え、病害発生も増加する。また低温で生育は抑制されるが、低温伸長性は品種群によって大きな違いがある。
越冬前の生育停止は夏ねぎ型の加賀群が最も早く、ついで千住群、九条群の準である。逆に越冬後、春先の伸長開始葉加賀群が最も早くなり、次いで千住群、九条群の順となる。
引用元:農文教 ネギの安定多収栽培 25頁‐26頁
ねぎ栽培は夏に作るのがむずかしいと言われることは、
この「30℃以上の高温になると、品種に関係なく生育は急激に衰え、病害発生も増加する」というところが原因ですね。
8月9月とか種まいても芽がでないし、生育はほとんど進まない過去が思い出されます。
植物の生態を無視して、ムリして作ってもダメダメになるということですね。
九条ネギはどうなのか
小ねぎ、青ねぎとして栽培される九条ネギ。
僕も栽培しているのは九条ネギです。九条ネギはどうなのでしょうか。
九条ネギの栽培歴を見てみましょう。
九条ネギの栽培では、収穫は6月から11月までというのが基本です。
1-2月の厳寒期は寒さの影響を受けるようで、収穫再開は3月中旬からというのが基本的な露地栽培のスタイルのようです。
ただし、ハウス栽培では周年で出荷しているのでトンネルをつかってみようかなと思案中です。
ということで、トンネルのやり方
トンネル被膜開始時期は12月15日以前。
トンネルを外すのは3月上旬くらいに行うのが望ましい。
栽培管理:トンネルの大きさは幅60‐70㎝、高さ30-90㎝程度で、トンネル支柱を1‐1.5m間隔い設置しビニールまたはPO系フィルムを被膜する。なお高さは根深ねぎの生育ステージつまり草丈に合わせて調節する必要がある。
適応作型:9月播種、12月定植で、12月上旬から3月上旬までトンネル被膜するっことで、収穫きが5月中旬から6月上旬となる作型が成り立つ。
以上引用元:農文教 ネギ大事典 根深ねぎの栽培管理 171頁より抜粋
まとめ
今日も冬に向けた栽培情報の整理という備忘録的ブログになりました。
まとめと以下のようになります。
●ねぎの発芽適温は15-25℃で、生育適温は15-20℃。生育適温は品種群で異なっている。
●30℃以上の高温になると、品種に関係なく生育は急激に衰え、病害発生も増加する。また低温で生育は抑制されるが、低温伸長性は品種群によって大きな違いがある。
●九条ネギの栽培では、収穫は6月から11月までというのが基本
●トンネル栽培管理。トンネルの大きさは幅60‐70㎝、高さ30-90㎝程度で、トンネル支柱を1‐1.5m間隔い設置しビニールまたはPO系フィルムを被膜する。
12月から1月も九条ねぎを収穫できるように頑張ろうと思ってます。