太陽のまわりをまわる植物、月とともに動く動物

暑い…

抜けるような青空とギラギラした日差し。

昨日までのうだるような暑さもつらいものですが、

台風が近づいている影響で高い湿度と高温が続いた今日もなかなかしんどい気候でした。

6月下旬は田植えにかまけていたので、雑草が伸びてしまっています。

猛暑の隙をつきながら草刈りにも追われているヒロアキです。

太陽とまわりをまわる植物

日差しと太陽と言えば、

クレソンやら小ねぎやらパクチーやら、

葉ものの野菜を年中育てようと日々あーだこーだしていて思うのは、

「植物は太陽の動きに合わせて一年を過ごしている」という事実を痛感します。

別の言い方をすると、

「太陽のまわりを1年かけて回っている」ということを

植物の反応を通して実感しているとも言えます。

例えば、いまは一年で一番昼間の時間が長い夏至の頃。

植物が一番成長する時期です。

7月・8月の盛夏は暑すぎて植物も弱るので成長も発芽も減ってしまいます。

秋になればまた適温になるので成長も発芽も活発になり、

冬は寒さを避けるため休眠や種の状態になり、

春は再び活発な成長と発芽の時期になる…

といったスケジュールで一年が過ぎていきます。

年中同じように店頭に並ぶネギ・ホウレンソウ・トマトなどなど

季節感がなくなったといわれますが、

春夏秋冬と、季節が変わると同じ作物でもけっこう違うものになっています。

それに比べて動物は…

最近、月の満ち欠けを手帳で把握しています。

月って、7日周期で満月・上弦の月・新月・下弦の月と4週間でグルグルとサイクルを回しているということに気づきました。

畜産の経験の長い僕としては、7日単位というサイクルで思い浮かぶのは”発情周期”

発情周期とは、発情から次の発情までの期間のこと。

発情周期の長さは

ヒツジでは 16 – 17 日

ウシ,ブタ,ヤギで 20 – 21 日

ウマで 20 – 24 日

引用元:弘前大学 主な家畜の繁殖周期

この中でウシとブタは1年中周期的に発情を繰り返すタイプ(周年繁殖)。

その他のヒツジ・ヤギ・ウマは繁殖する季節が限定されているタイプ(季節繁殖)。

周年繁殖のウシとブタは7の倍数というところが月の満ち欠けと関係しているように思えるのは

考えすぎでしょうか。

植物と対比して考えると、「月と一緒に動いている」ように思えますね。

まとめ

たまに聞く話として、

「種を播くなら満月の方が発芽率が良い」とか、

「殺虫剤を掛けるなら新月あたりが効果が高い」とか、

月の効果を伝える話は耳にしますね。

日長や月の満ち欠けは、気づきにくいけれども動物も植物も受けていると思っています。

就農前に少しかかわった実験も、日長の影響が牛にあるかどうかというテーマだったので

何気にとても気になるお話なのです。