読書ブログ>経営戦略と組織 第一章②

今朝のクレソン

まだまだ冷え込み強い今朝でした。

昨日よりはマシになったものの、

寒さでクレソンは葉っぱを水面に広げています。

真冬の気温ももう少しの辛抱で暖かくなるそうです。

暖かくして過ごさなきゃですね。

読書記録>経営戦略と組織 第一章②

少し時間が空きましたが、”積んどく”解消のための読書ブログです。

引き続きチャンドラーの「経営戦略と組織」を読んでいます。

今日は30頁から45頁まで進みました。

興味のある内容なのであれもこれも気になりましたが、

気になったのは「グスタヴス・スイフト」の成し遂げた食肉加工業での成功談。

グスタヴス・スイフト+垂直統合で調べるとたくさんの解説がヒットするんですが、

わかりやすい解説を引用します。

販売組織を設けるタイプ(単一の企業が事業拡大して傘下に販売組織を設けるもの)の垂直統合を通じで成長した企業の好例としてグスタヴス・スウィフトがあげられる。食肉を冷蔵することで、西部で生産された肉を東部で売ることを可能にし、主要都市で冷蔵機能のある貯蔵庫や加工場、流通、販売組織を傘下に入れることで利益を上げ、次第に販売組織を海外にも展開し垂直統合された巨大事業帝国となっていった。各業務を体系的にマネジメントし、部門別の製品の流れを調整できるようになると、それに適した製品を開発できるようになった。

引用元:高橋伸夫ゼミナール 《2018年度冬学期テキスト: 要約》A.D.チャンドラー『経営戦略と組織』(三菱経済研究所訳) 実業之日本社, 1967.

血沸き肉躍る、企業立志伝でワクワクしながら読んでいました。

時は南北戦争終結後のアメリカ。

どんどん人口の膨れ上がるアメリカ東部の都市のお肉を食べたい!という需要と

中西部の大平原にたくさん増えていっている牛という供給。

このチャンスをとらえたスウィフトは、冷凍貨物列車を開発して都市の需要を満たしていく

というお話しでした。

※詳しくはコチラ(強靭なサプライチェーンの構築:「米国大統領経済報告」(2022)第6章を読む MMRC)のスィフト社の発展を参照。

まとめ

今日の読書ブログでは経営戦略と組織に焦点を当てています。

Chandlerの「経営戦略と組織」を読み進め、

今回は30頁から45頁までの内容に触れました。

特に注目したのは、グスタヴス・スウィフトの成功談で、

彼の垂直統合と冷蔵技術を駆使した食肉加工業での事業拡大について学びました。

スウィフトは冷蔵技術を活かし、

生産から販売までのプロセスを一元管理。

これにより、西部で生産された肉を東部で販売し、

国内外で垂直統合された事業帝国を築いていきました。

彼の成功譚は企業の立志伝として魅力的であり、

今回の学びを通じて経営戦略の奥深さを実感しました。

この本は450頁あるので、もうしばらくこの本を読み進めるのに時間がかかりそうです(; ・`д・´)