土壌を知らねば…
最近の困りごと。
パクチーのカルシウム欠乏症による内葉が枯れたり腐ったり…
今回のパクチーの生理障害で、畑の土壌を知ることは大事だなーと実感しました。
定期的な土壌検査も大事ですが、
畑の作物や雑草からも土の状態を知れるそうなんです。
いろいろ見ているうちに、見つけたのでまとめてみようと思います。
野菜で見る地力のチェックポイント
野菜の育ち方で畑の状態を見る方法があります。
窒素の状態を見る場合はナスとハクサイで。
pH、リン酸の状態を見る場合はホウレンソウの育ち具合でチェックします。
その方法はこのようなもの。
地力チッソをチェック‐ナスとハクサイで判断‐
その地域で一般的な有機の施肥量で、ナスとハクサイを育ててみます。ナスの背丈が1mをこすのであれば「まあまあ地力がある」と判断できます。冬野菜でハクサイを植えてみます。適期栽培で全株結球すれば「まずまず地力がある」と言えます。ナスの背丈が低い、非結球のハクサイが多ければ、明らかに地力不足です。
pH、リン酸をチェック‐ホウレンソウで判断‐
次に一般的な施肥量でホウレンソウをまいてみます。ホウレンソウがちゃんと育てば地力は合格。発芽不良だったり途中で黄色くなって生長が止まるようであれば、それはpHが低い、またはリン酸が効かないのどちらか、あるいはその両方、という警告です。ナスやハクサイよりホウレンソウの方がより敏感に反応します。
引用元;現代農業2018年10月号 「ナス、ハクサイ、ホウレンソウで地力チェック」
ちょうど今度新しく使い始めた露地の畑にホウレンソウを播いていたので、地力チェックです。
ちゃんと育っているのでまずまずの畑の地力のようです。
土の状態を教えてくれる雑草
そのほか、畑に生える雑草からも土の状態を知ることができます。
土壌がやせているのか、肥沃なのか。
肥料の状態を教えてくれる雑草などありますが、
今日はやせた土に生える草をご紹介。
写真の通り、やせた土地に生える草はメヒシバ、ヒメジョオン、ノボロギク、アレチノギク。
これが生えている土はやせている土地というサインです。
土づくりをしっかり行う必要がありますね。
まとめ
土壌検査は結果が出るまでに少し時間がかかります。
また、雑草から土壌の状態がわかると、トラブルが起こる前や起きてすぐに迅速に対応できます。
こういう知恵も大事ですね。
観察眼を鍛えたいと思ったヒロアキでした。
最後に今朝の空の様子を一枚。
最近はすっきりしない天気が続いています。
今週は雨は降らないようですね。