サワガニくん発見
クレソン見回り中に発見!
立派な右手のサワガニくんです。
なぜ片方だけ大きいはさみなんだろう?
調べてみるとオスとメスではさみの大きさが違うんですって。
この写真は右手が多いので男の子のようですよー
第48回自然科学観察コンクールで2等賞を受賞した「三沢川流域のサワガニたちの生活」という研究で詳しくサワガニについて教えてくれます。
審査員評で、”3年かけて816匹を観察する根気強さに感心しました”と評価されるほどの研究です。
是非リンク先を見てみてください!
サワガニの生態で興味深かった点を引用しました。
●はさみ:オスは片方のはさみが大きくてかっこいい。メスのはさみは、左右が同じ大きさで小さめ。オスでは左右どちらが大きいのか。三沢川流域の76匹のうち右が大きいのが55匹、左が21匹で8:3の比率。右のはさみが大きいカニが多かった。
●脱皮:サワガニも脱皮しながら成長する。おしり側が破れシャツを脱ぐように、形がまったく崩れることなく古い皮をはずしてしまう。大型のサワガニでは脱皮する前に、濁った色になることがある。脱皮したては、透き通ったコントラストの強い色調をしていて、体はふにゃふにゃで軟らかい。体が硬くなり、色がはっきりするまでは1週間程度かかるようだ。驚いたのは、折れたはさみや足を脱皮時に再生することだ。この機能は、はさみや足が折れてしまうほどの過酷な環境で育ってきたためか、身を守るためにわざとはさみや足を落とす護身術なのか、いずれにしてもすごい。
引用元:第48回自然科学観察コンクール2等賞
東京都稲城市立稲城第五中学校 2年 荒井 麻里「三沢川流域のサワガニたちの生活」
今日見たサワガニはオオモノのサワガニだったのかな。
立派な右手を持っていて割と大きかったです。
それに、脱皮のたびにケガが治るとは!
防鳥ネット設置しましたー
閑話休題、
カモに食べられていたクレソンを発見したので、
カモ対策しました。
取り急ぎ、手持ちの防鳥ネットと支柱で対応したので面積が足りない💦
寒くなってきた時期に水田での作業というのもなかなかにハードルが高まります。
日没からカモが襲来してくるので、
見回りを行って来たくない場所と思ってくれればいいのですが…
ここでおさらい、
ここで、ちょっとおさらい。
カモ対策について。
カモの被害額は鳥の農作物への被害のうち17%を占めていて、
カラスに次いで2番目に被害の多い鳥害になっているようです。
鳥対策についてまとめてあった文章が勉強になったので、
備忘録もかねて引用します。
鳥害対策がなぜ難しいか
引用元:農研機構 動物行動管理グループ 鳥獣害研修テキスト
鳥害対策として追い払いの工夫が行われることが多いが、なかなか効果が上がらない。その理由をいくつか挙げると、
◆鳥は賢い
→ ちょっとした変化に警戒するが、単なる脅しはすぐに見抜き、慣れてしまう。
◆鳥はしつこい
→ 毎日餌を必要とする。例えばスズメ大の小鳥では 1 日食べなければ餓死する。従って、餌
場への執着は強い。
◆鳥は行動範囲が広い
→ 10kmくらいは簡単に移動する。群れで生活し、安全かどうか、餌があるかどうかを他の
鳥の様子から学習する。
◆鳥の感覚は人間に近い
→ 光やフェロモンといった昆虫で有効な手段は使えず、薬物感受性も人に近いため、人に害
のない対策の開発が難しい。
鳥の間隔は人間並みだそうです。
イノシシ同様簡単に解決できる問題ではないので頭が痛いですね。
まとめ
ある程度小さい防鳥ネットだと取り扱いが簡単で、
一人でも掛けれるところがメリットです。
しかし、今回クレソンの面積も増えてきて限界を感じております。
昨シーズンは、畑の周囲を囲う網と防鳥ネットを設置すると、
入りにくくなってカモの侵入が減ったので、
テグスを使うなど侵入を防ぐ対策をやってみるといいのカモしれません。