九州山地の高原にて、高原クレソン定植中

クレソンの定植をしています

梅雨真っただ中のこの頃、

熊本市では、クレソンも暑さや湿度が日増しに高まっています。

どちらかと言えば冬野菜のクレソンは、暑いのやムシムシとした湿度は苦手なんです。

そんな夏でもクレソンをお届けしたいと、

今年は九州山地の涼しいところで夏のクレソン栽培に挑戦中です。

詳しくは、以前の「七花ファーム高原クレソン」というポストをご参照ください。

ということで、夏に向けてクレソンの定植を進めているところです。

九州山地の気候について

南国熊本と言いますが、九州山地の気候は涼しいんです。

世界ジオパークにも認定されている「阿蘇くじゅう国立公園」。熊本県、大分県にまたがる広大な国立公園内に阿蘇市(熊本県)と九重町(大分県)はあります。世界最大級のカルデラを有する阿蘇山、今も噴煙を上げる九州最高峰の中岳(1,791m)、くじゅう連山から由布岳に至るまで、火山が生み出した特有の景観が広がります。

阿蘇市・九重町は標高は約400m~1,000m。100mごとに気温が0.6℃変わるといわれているため、低地と高地では3.6℃ほどの差が生じるので、標高に応じて服装を備えておくことが必要となります。

気候は、典型的な山地気候。気温が低く年間の温度差は平地に比べると小さいものの、局地的な天気の変化が大きく、雲や霧も出やすい傾向にあります。夏は冷涼で過ごしやすく、冬は厳しい寒さとなります。

阿蘇市・九重町の夏(6~8月)の気温・服装について:夏山登山で人気のくじゅう連山の「くじゅう山開き」は6月。見頃を迎えた低木のツツジ、ミヤマキリシマで山腹が染まる絶景を目当てに多くの登山客が訪れます。気温も20.9℃と薄手のシャツで快適に過ごせる時期です。ただし、初旬には梅雨入りし、高地は天候も変わりやすいため、雨が降ると一気に気温が下がります。雨具は必ず携帯し、厚手のパーカーや防水・撥水機能のあるウインドブレーカーを用意しておきましょう。

7、8月の平均気温は26℃。高地ほど涼しく高原の風が気持ち良く感じますが、日差しは強いため日焼け止めや帽子が必要です。標高約400m地点で最高平均気温は30℃以上。真夏日も多く、半袖で十分です。

夏の阿蘇市・九重町はアウトドアが盛ん。登山にトレッキング、川遊び、キャンプ、天体観測、冷泉で湯あみなど、大自然を満喫できます。

引用元:星野リゾート 阿蘇・九重エリアの気温と服装をチェックしよう

小学校の頃の教科書には、九州山地の気候は長野のような気候と解説されていましたね。

雨や曇りの日は、6月でも寒いくらいです。

クレソンの定植

そんな九州山地の高原にて、クレソン定植中です。

クレソンの栽培を始めた頃に、どうやってクレソンを育てるといいのかを尋ねると、

「投げときゃイイよ!」

という元気な返事をもらってビックリしたのを今でも覚えています。

とはいえ、クレソンの定植は乱暴に言ってしまえば「投げときゃイイよ!」です。

もう少し詳しい説明をしなければ言葉足らずなので、

丁寧に説明した解説を引用します。

栄養繁殖苗の定植

 すでにクレソンの栽培がおこなわれていたり、自生植物があって、それから苗が得られるばあいには栄養繁殖によって簡単に増殖することができる。植え付けの適期は地域によって異なるが、春の3月中旬以降と9月頃が多い。

 親株の匍匐(ほふく)枝から2~3節をつけた10cmほどの苗を切り取って利用するが、第3表に示すように親株の先端からとったものほど定植後の生育がよい傾向にある。

 定植は水田に苗を一面に散布して行い、苗が浮かない程度の浅い水にしておく。1週間ほどで活着するので、その後は成長点を水没させないよう注意しながら徐々に水深を上げてゆく。

引用元: 『農業技術大系』野菜編 第11巻 特産野菜 山岸博 クレソン

高原の水は6月でも水温が低く、

試験的に定植したクレソンも元気に育っているので、

今年の夏のクレソンに期待しています!

現在一番育っているクレソンは写真のような状況です。

まとめ

以上、本日は九州山地の気候と、クレソンの定植方法についてブログにまとめました。

熊本市の方のクレソンは少々夏バテ気味になりつつあります。

近くに台風があるからか、ここ数日湿度が高い!

体調管理に気をつけなきゃと心配になるほど高温多湿な今日この頃です。

ブログをお読みのあなたもご自愛くださいませ。