葉ねぎ/青ネギ/九条ねぎの夏播き、春どり栽培反省会
葉ねぎ、青ネギ、九条ネギ。
名前はいろいろあるけれど、同じねぎです。
昨年の秋からハウスこねぎから露地の九条ねぎ栽培に切り替えて、
最初の課題の、冬期の露地栽培を一通り経験したので今日は振り返りしたいと思います。
作型
まずは作型から。
作型とは、
「作型」は、野菜を育てるうえで最も基本的かつ重要な考え方で、(1)栽培環境、(2)品種、(3)栽培管理技術の3つの要素によって成り立っています。
中略
その地域での適温、適土など気候風土や季節性に関する「栽培環境」、その土地に適応する「品種」、水やりや施肥(せひ)、暑さ・寒さ対策、病害虫防除といった「栽培管理技術」の3つの要素が一体となって、一つの栽培の型になっています。このように、はっきりと認識できる栽培のパターンを「作型」と言います。栽培期間中の気候や、栽培地の土壌に適した作り方のことです。
引用元:NHKテキストビュー 野菜栽培の基本「作型」とは
とあるように、この時期に種を播いた方がいいよーというパターンのことで、
種の袋の後ろに書いてあるアレです。
九条ネギは大まかにいって3パターンあります。
●春播き・夏どり
●春播き・秋冬どり
●夏播き・春どり
それぞれ、
3月から5月に種を播いて、6月から9月まで収穫のパターン、
6月に種を播いて、10月11月収穫のパターン、
8月9月に種を播いて、翌年の3月に収穫のパターン。
今日は、この夏播き・春撮りを経験したことについて記録しておきます。
夏播き・春どり
むずかしいなーと思っていたのは、
夏に種を播くことと、冬の寒さを乗り切ること。
●課題1:夏場の播種で発芽が大丈夫か?対策→9月頃播種して11月定植。朝晩水を掛けてしっかり育てる。
●課題2:露地で霜や寒さからどうねぎを守るか?対策→12月半ばには、寒さが厳しくなる前にトンネル支柱でビニールで覆う。ねぎは強いのでビニール一枚でもあると大丈夫という言葉の通り、寒い冬も乗り越えた。
まとめ
これまでハウスこねぎの栽培しか経験なかったので、
露地でねぎをやると決めたものの、
夏場の播種でちゃんと芽を出すことができるか?
寒い冬を露地で何のガードもなく越せるのか?
不安が多かったですが、
案ずるより産むがやすしと言うように、
やってみたらなんとかなりました。
九条ネギを栽培してみると、こねぎは特殊な栽培方法なんだなーと実感しました。
こねぎ栽培は、年中収穫できる代わりに技術的に難しさが増えるなーという感想です。