今週は「梅雨のはしり」
気温も湿度も上がってきて、
なんか体感的にも田植えの時期だなと感じるヒロアキです。
今朝もすっきりしない曇り空。
今週は「梅雨のはしり」な予報が出ています。
九州 12日~13日低気圧や前線通過
ゴールデンウィーク明けの今週、九州は曇りや雨の日が多く「梅雨のはしり」となるでしょう。特に、12日~13日は低気圧や前線が九州付近を通過するため、雨量が多くなる所がある見込みです。
引用元:tenki.jp 「ゴールデンウィーク明けは「梅雨のはしり」(2022年05月09日)」
湿気の多い熊本の夏が近づいてきています。
過ごしづらい熊本の夏について、データ的にもつらい夏だと示すサイトを見つけました。
基本的に日本の夏は暖かく湿った空気をもった太平洋高気圧に覆われるために暑くなります。
さらにもう一つ、夏の空気を持ったチベット高気圧が大陸(西)から張り出してくるため、この二つの高気圧が重なる位置にあたる頻度が高い九州地方の熊本・鹿児島が上位にランクインしたと考えられます。また、東日本と比べて西日本は気温を下げる要素がほとんどなく、東シナ海や黒潮からの暖かい空気の流入が続くことも、ジメ暑指数が下がらない大きな原因と考えられます。さらに1位の熊本、3位の奈良はそれぞれ九州山地や紀伊山地にぐるりと囲まれた地形になっており、更に奈良は盆地であるため、熱気が逃げられない状態が続きます。そのため気温・湿度ともにぐんぐんあがり、非常にジメジメ暑く感じる日が続くのです。
引用元:tenki.jp 日本の夏はジメ暑日が続いていた!?~tenki.jpラボVol.6その2~
…………………………参考サイト…………………………
日本の夏はジメ暑日が続いていた!?~tenki.jpラボVol.6その1~
https://tenki.jp/suppl/tenkijp_labo/2015/07/21/16991.html
日本の夏はジメ暑日が続いていた!?~tenki.jpラボVol.6その2~ ※熊本1位が記載されています
https://tenki.jp/suppl/tenkijp_labo/2015/07/21/17001.html
お米の勉強会
さてさて、そんな田植えを予感する空気の中、早くもお米の栽培勉強会が開催されました。
稲の苗の育て方の確認や今年の注意点について、
またジャンボタニシの対策方法について、
お米の除草剤や殺虫剤などの情報など
改めてコメ作りも気をつけるポイントがたくさんあるなと実感する勉強会となりました。
ジャンボタニシ対策
昨年クレソンで大きな被害を受けたジャンボタニシの対策をいろいろ聞いてきました。
例年田植え直後の6月-7月と稲刈りも近づく9月あたりの時期に、稲へも大きな被害を受けるので
県やJAの指導員さんと話せるせっかくの機会なのであれこれ尋ねてきました。
今年ジャンボタニシ対策の中心として考えている
「卵を退治する」と
「トラップで捕まえる」という点を
しっかり聞いてきましたよ。
復習がてら、農水省の「スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の被害防止対策について」のページから気になるポイントを抜粋しました。
水路での殺卵:
流域内の発生地域の拡大を防止するとともに、水田内に侵入する個体数を
減少させるため、移植前に殺卵する。
≪防除のポイント≫
流域内の発生地域の拡大を防止するとともに、水田内に侵入する個体数を減少させるため、移植前までに地域一斉に、水路の壁などに産み付けられた卵塊を殺卵する。
濃いピンク色の場合、水中で呼吸できないため、水路の壁などから水中に削り落としてもよい。
卵の色が黒~白っぽい場合はふ化直前であり、水中に落としてもふ化できるため、押しつぶす必要がある。捕殺:
ほ場内・水路にトラップを設置し、貝を捕獲することで発生密度を下げる。
① トラップで捕獲する方法
≪防除のポイント≫
誘引効果が高く、効果が1週間程度持続するミックス餌(沈下性コイの餌、米ぬか、米こうじを同じ重量で混合)30gを誘引剤として用いると、貝を大量に捕獲できる(吉田ら,2021)。
ほ場に入水後、活動を開始した貝を誘引・捕獲し、田植え前の貝の発生密度を下げる。
湛水状態であれば捕獲可能なため、田植え後も農作業の都合に合わせて実施できる。
トラップは、市販の籠網のほか、ペットボトル・育苗箱・ダンボールで自作するなど、入手・扱いの容易なものを選択する。
トラップ内の貝を定期的に除去し、誘引剤の補充・交換を行う(ミックス餌の場合には1週間以内)。
ほ場内の取水口付近など、水深の深い場所を中心に複数個設置する。
水深が浅い場合は、トラップ周辺を少し掘り下げ、トラップの捕獲用の穴が水中になるようにする。水温・温度:
引用元:農林水産省 「防除対策マニュアル(スクミリンゴガイ防除対策マニュアル(移植水稲))」
摂食活動は水温 15~35℃で行い、14℃以下では活動を停止 し、休眠 (越冬 )する
気温が上昇し、水田に水が張られると活動を開始する。
水温 15~35℃の範囲で摂食活動が可能で、水温 30℃付近で最も摂食量が多い(静岡県農政部資料)。
対策の詳しい方法は最後のファイルをご参考ください。
まとめ
去年はジャンボタニシを舐めていました。
恐ろしいほどの増殖スピードとなんでも食べる食性。
畑一面のクレソンが、あれよあれよという間に食べつくされてしまったのは反省の極みです。
クレソンの根っこを食べてしまうので、ひとたまりもなくクレソンがなくなっていきました。
今年はクレソンもお米も食べさせないぞ!と
強い決意でジャンボタニシの対策を行うつもりです。
増える前に捕まえるをモットーに対策します!
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