杉の増やし方
今朝、何気なく目に留まったニュースで、
「エリート秋田杉」なるものが紹介されていました。
杉にもエリートがいるんだなーと思っていると、
杉の苗の生産現場が画面に映ってびっくり。
杉もさし木で増やすんですって!!
杉のさし木の様子
挿し木をすると同一品種を多く作ることができて、植林する林分が同一品種で揃うので均一の太さや品質の材を収穫できる利点もあるのです。また、優良な品種の性質そのまま次世代に引き継ぐことができる手段が挿し木だからです。
さてこれが挿し穂の様子です。こうして苗床(なえどこ)に等間隔に穴をあけ、その穴に1本1本丁寧に植えていきます。
引用元:京都北山丸太生産協同組合ブログ「北山杉の挿し穂(挿し木)」
なぜ「さし木」に引っ掛かったのかというと、
現在ハーブをさし木で増やしているので、ついつい気になってしまうんです。
ハーブの増やし方
ハーブの増やし方は、種まきだけではなく挿し木という方法も一般的です。
さし木のやり方はとっても簡単。
「さし木」で増やそう
「さし木」は、ハーブを早くたくさんふやせる方法です。気に入ったハーブから茎や枝を切り分けて土にさしておくと、2~4週間程度で根が出ます。
1,しっかりした枝を「さし穂」にする。:新しく伸びた、堅く充実した枝を5㎝程度切り取り、下葉を切り落としてから30分ほど水につけさし穂にします。
2.清潔な土にまっすぐさし込む:鉢やポッドにバーミキュライトなど肥料分のない清潔な土を用意し、全体を湿らせて竹串などで穴をあけます。水につけたさし穂を、葉を切り落とした部分が土に埋まるように、まっすぐにさし込み土を寄せます。
3.根が出るまで乾燥に注意:直射日光の当たらない場所で、土を乾燥させないように管理します。
引用元:NHK出版 「育てておいしいまいにちハーブ」
ヒトコトで言えば、「枝さしとけば増えるよ!」
というのが「さし木」です。
クレソンも、バジルも、オレガノも、セージもさし木で増やすことができます。
植物って強いですね(; ・`д・´)
さし木しました!
5月にさし木したタイムやオレガノ、セージ。
今日は雨の一日ということもあって、根の状況を見てみました。
しっかり根を張っていて安心しました。
あと1週間ほどで畑に定植できそうです。
ハーブを水筒に浮かべて香りをつけると、気温が高くて気怠くなるこの時期に重宝します。
まとめ
ハーブのさし木について、今日のブログで取り上げました。
まとめると、
●挿し木とは、植物体から茎や根のそなわっていない一部分を取り、不定根や不定芽を発生させる栄養繁殖技術 (引用元:岐阜大学 応用生物科学部 園芸学研究室の福井博一教授の公式個人サイト挿し木の基本)
●「さし木」は、ハーブを早くたくさんふやせる方法。コツは、清潔な土をつかうこと、乾燥は厳禁。
となります。
買って余ったハーブでさし木試してみてはどうでしょうか?
七花ファームでは、小ねぎ、クレソン、バジル、オレガノなどなどがさし木に適しています。