冬の水田
新しいクレソン畑の、クレソンの成長が順調なので、
毎朝の見回りもついつい熱心になってしまっているヒロアキです。
最近は水の中の方があったかいくらいになってきています。
田んぼに飛び込むカエルが水の中の方が元気そうに見えます。
けっこう特殊なイネとクレソン
あたりまえのように毎朝水田をまわっていますが、
水田で水をはって育てる植物って、
よくよく考えると特殊な植物です。
水のなかで育つ野菜で思い浮かぶのは、
クレソン・イネ・レンコンなど数える程度ではないでしょうか?
水の中で育つ植物の秘密
基本的に水が多すぎると枯れてしまったり、
成長が止まったりしてしまう植物。
それなのになぜクレソンやイネは水の中で育てるのか?
調べてみると隙間が重要なポイントのようです。
引用します。
「イネは、なぜ水につかって生きられるのか?」
引用元:講談社ブルーバックス 田中修(著)クイズ植物入門 88頁
多くの植物は水をやりすぎたら「根腐れ」をおこすから、水につかって成長することはできない。ところが、稲は水をはった水田で育つ。
イネが水の中で育つためには、そのためのしくみがある。水田で育つイネの根には隙間がいっぱいあるのだ。細いイネの根も、顕微鏡で観察すると、隙間だらけで”レンコン状態”なのである。
多くの植物は水の中では生きていけないから、水田に雑草は生えにくい。イネを水田で栽培する利点でもある。また、水は温まりにくく冷めにくいので、夜も暖かさを保てる。これも暑さを好むイネには望ましい環境である。
”レンコン状態”とはどういうことでしょうか?
穴があいていることにどんな機能があるのか?
それは水の中で生きるための植物の知恵のようです。
こちらも引用します。
「レンコンにはなぜ穴があいているのか?」
多くの植物は、水の中では育つことができない。なぜなら、植物の根も呼吸していて酸素が必要だからである。水の中では酸素が不足するため、生きていけないのだ。
引用元:講談社ブルーバックス 田中修(著)クイズ植物入門 86頁
しかし、ある種の植物たちは特別なしくみをもっていて、水の中で生きられる。そのしくみの典型的な例がレンコンの穴である。レンコンの穴の中には、空気(酸素)が保たれている。そのおかげで、レンコンの地下茎は、水につかっていても生きていけるのだ。
見慣れた水田風景ですが、意外に特殊な植物に囲まれていたんですね。
「水の中でも生きられる」
ということはどんな植物でもできるわけではないんですね(゚д゚)!
まとめ
クレソンも水生植物として水の中で生きていける特徴として
茎の中が空洞になっています。
詳しくは、以前ユカリさんがブログ(ストローって??)で書いてくれたので
興味のある方はご覧ください。
今日は水田で育つというイネやクレソンのもつ特別な能力について調べてみました。
そんなクレソンに興味がある方は七花ファームのクレソンもよろしくお願いします。