植物の体内時計の奥深さ

今日のクレソンについて

1月最終日になって、今日は春を感じる暖かさでした。

クレソンも時々の雨と春のような暖かさでドンドン成長を続けています。

トマトの圃場見学へ

そうそう、先日視察研修へ行ってきました。

全国的にも有名な八代市のトマトの圃場を視察できるチャンスがあると聞いて、

はりきって参加してきました。

最初のビックリは、靴を脱いでハウスに入ったこと。

いつも土で長靴がべちゃべちゃによごれてしまう自分からすると、

靴を脱いでハウスに入る体験にビックリでした。

綺麗なトマトに立派なトマトの樹だと思いませんか?

葉っぱもツヤツヤで、

トマトの樹もとっても元気で、

なっているいるトマトはキレイで美味しそうな大きなトマトがずらりとなっていました。

あまりにトマトの葉っぱがキレイなのでコツを伺うと、

午前中の管理に秘密があるそうです。

栄養を吸収する時間帯も植物にとっては大事なポイントなんだなーと大きな学びを得てきました。

概日リズム

定植するのは午前中がいい、とか。

種まきをした後の潅水は午前中がいい、とか。

カルシウムを葉面散布するときは午後が良い、とか。

植物の管理をしていると、作業をするのを勧められる時間帯というのはたくさんあります。

いま挙げた例は、すべてが概日リズムに関しているわけではありませんが、

何か作業をするときは、植物の体内時計を意識する必要があるようです。

今回視察研修で教わったように、

午前中の管理にポイントがあるのは、以下に引用した”概日リズム”という植物生理が大きく関係しているようです。

 植物の営みの多くにリズムがありそうなことが、次第に明らかになってきている。そのような例があまりに多いので、事実上すべての過程にリズムがあると考える研究者もいる。代表的な例な、発芽、伸長、光合成、植物ホルモンの生合成、酵素活性、気孔の開閉、開花と香りの分泌などがある。そして、遺伝情報の翻訳ですらリズムがあるのである。
(中略)
 この現象は、概日(サーカディアン)リズムと呼ばれる。概日とは「約一日の」を意味する。多くのリズムはおおむね24時間を周期としているが、30時間に及ぶものもある。
(中略)
 概日リズムを無視して、補光などの栽培方法をとることは、自然のリズムと大きく異なった状態を植物に引き起こすことがある。問題がない場合、植物の生長は促進されるが、効果がない場合は体内時計があるからだと考えるとよい。体内時計が問題の場合、それを回避する対策技術はほとんどないと言ってよい。

引用元:農文協 環境制御のための植物生理

クレソンへの肥料散布や収穫など、

この”概日リズム”を意識して、トマトの管理を参考に工夫をしてみようと感じた研修の感想となります。

まとめ

今日のブログは、最近視察研修で八代市のトマト農場をのぞいてきた話。

最初に靴を脱いでハウスに入る体験にびっくりした。

でも中に入れば、キレイなトマトがずらり。

トマトの葉っぱがツヤツヤで、元気いっぱいの樹。

管理のコツは午前中にあるらしい。

トマトの葉っぱがキレイなのは午前中のおかげだと教わった。

概日リズムってやつで、植物も体内時計があるらしい。

植物の生長や気孔の開閉、開花にもリズムがあるって。

クレソンの育て方にも参考になりそうで、

これからは概日リズムを意識してクレソンの管理を工夫していこうと思う。

そんなクレソンに興味がでたら、こちらの食べチョクのページをチェックしてみてね!!