花の季節から山萌ゆる季節へ
「穀雨」となりました。
山の木々も新芽をつけて、5月を前に山萌ゆる季節となってきております。
ニュースを聞くと、青森まで桜前線が到達したそうです。
こういうニュースを聞くと日本は広いなーと実感しますね。
八十八夜も目前にせまり、日の出の時間、日の入りの時間が変わってきました。
温度も上がり、収穫を早い時間にしたいこともあり、
早起きを心がけるようにしました。
セルフサマータイム
ということにして、一時間早く起きるように心がけています。
日の出前の朝焼けは早起きのご褒美ですね。
パクチーでトラブった(; ・`д・´)
さてさて、そんな気温も高くなった4月の下旬だというのに、
パクチーの葉っぱに異変が。
2月から3月くらいにもパクチーの内葉の先端が黒くなって枯れてしまうことがありました。
寒さのせいかな?
パクチーは成長すると寒さに弱くなるそうだし…。
と思っていましたが、
この時期に発生すると病気だろうか( 一一)
ベト病なのかなー
そんなこんなで、パクチーに使える殺菌剤は何があったかなー
と肥料屋さんに相談することに。
調べるけれどもパクチーの情報は少なく、
店員さんとあーでもない、こーでもない…
と頭をひねってみました。
そこで出てきたのが「カルシウム欠乏による生理障害」という疑い。
同じセリ科のセルリー(セロリ)で「芯腐れ症」としておきる症状と似ているんです。
カルシウム欠乏対策しました
さっそくカルシウム欠乏対策に
カルシウム資材を葉面散布してみることに。
症状のひどい箇所にタグを立てて
経過観察しているところです。
現在、カルシウム散布から一晩経った時点で
葉の色が濃くなったことと、
横に広がっていた葉が縦に立ち上がっている
という変化が見て取れます。
症状がおさまってくれるといいなー
まとめ
パクチーをはじめ、マイナー作物は情報を得るのがなかなか大変だったりします。
ネットや本だけでは情報が集まらないので、
イロイロ声を上げて質問すると思わぬところから情報が入ってきたりするので、
人と会う。声をかける。
って大事ですね。
まとめにかえて、カルシウムという養分についてまとめて終わりとします。
●カルシウムは細胞壁を強固にするいわばセメントのようなものである。
●カルシウムの植物体内での分配:カルシウムの吸収は水の吸収や移動と同時に行われている。カルシウムは古い葉から新しい葉へ移動しない。
●カルシウムは、植物体内でほかの元素とは異なる特性を示す。カルシウムは植物にとって必要な栄養素であるが、それに加えて細胞内では植物ホルモンと同じような働きもしている。
引用元:環境制御のための植物生理