”ラニーニャ現象”の残りと”正のインド洋ダイポールモード現象”のせい

高原クレソン元気です!

熊本のクレソンの準備や稲刈りの準備をしながらも、

九州山地の久住でのクレソンの収穫も行っています。

”暑さ寒さも彼岸まで”のお彼岸を過ぎたら、山の上のクレソンはとても元気になっています。

熊本市は日中30℃ほどまで気温が上がり、過ごしやすくなったとはいえ残暑がまだまだ厳しいですが、

早朝の高原では、13℃まで気温が下がっていて、冬野菜のクレソンは元気いっぱいになっています。

標高の差だけではなく、内陸に入っていることで気温や湿度がこれほど違うとは!とビックリしています。

今年の夏は暑かった…

過ごしやすくなってきたとはいえ、まだまだ残暑厳しいと感じる今年の秋ですが、

今年の夏はより暑かったですね。

それもそのはず、

今年の夏は過去最高に暑かったと言われています。

なんでも、”ラニーニャ現象”の残りと”正のインド洋ダイポールモード現象”のせいなんですって。

しかもしかも、今年の秋冬はエルニーニョ現象のせいで暖冬になる予報だそうですし、

天候が落ちついてくれるのを祈るばかりです。

今年の夏の暑さを説明してくれるキーワード、

”ラニーニャ現象”の残りと”正のインド洋ダイポールモード現象”

について説明してある資料を引用します。

今年の夏は暑かったよ?
 A 気象庁のデータを分析(ぶんせき)したところ、7、8月は、ここ126年で最も暑かった。気象庁が理由にあげるのは、地球温暖化と「正のインド洋ダイポールモード現象」だ。インド洋熱帯域の水温が南東部で低く、西部で高くなる、エルニーニョ現象とは別の現象のこと。フィリピン付近の積乱雲の活動が活発になって上空の高気圧が日本側に張り出すため、エルニーニョ現象による冷夏傾向を打ち消し、猛暑(もうしょ)になりやすくなる。
 Q 今後はどうなる?
 A 気象庁が19日に出した予報では、10~12月の平均気温は東日本、西日本、沖縄・奄美(あまみ)は平年よりも高く、北日本も平年並みか高い、としている。

引用元:朝日新聞 2023年25日 (そもそも?知りたい吉田くん)異常気象はエルニーニョのせい? 鷹の爪×朝日新聞

まとめ

エルニーニョ現象にラニーニャ現象。

天気予報を見るとよく聞く用語をおさらいして今年のこれからの暑さに備えたいと思います。

エルニーニョはスペイン語で「男の子」の意味で、幼子イエス・キリストを指す。もともと毎年クリスマスごろにペルー沖で起きる暖流のことを呼んでいたのが語源だ。
 Q なぜ起きるの?
 A 風と海流が関係している。太平洋の熱帯域では、いつもは貿易風が東から西にふいている。表面の暖かい海水が西側にふき寄せられ、東側の南米沖では深くから冷たい水がわきあがるため、普段は南米側の方が水温が低い。
 エルニーニョ現象の時は、貿易風が弱くなり、暖かい海水が南米側に広がるため、いつもより東で積乱雲が盛んに発生して上昇(じょうしょう)気流ができる。そこに向かって風がふき、海流も西から東に流れるようになるため、ますます南米側が暖かくなるという仕組みだ。
 一方、逆に、暖かい場所がインドネシア側に集中し、南米側の水温が低くなる現象もある。「ラニーニャ」(スペイン語で女の子の意味)と呼ばれる。二つの現象は数年ごとにくり返される関係だ。
 Q 世界への影響は?
 A エルニーニョ現象が起きると、普段よりも海水の温度が高くなる場所が増え、世界の平均気温が上がる。近年は、ラニーニャ現象によって温暖化による気温上昇が抑(おさ)えられてきたため、今後数年は温暖化が加速したような状態になるかもしれない。
 世界的に異常気象の原因にもなる。海流や気流が平常時と変わるため、南米の北部やインドネシアで干ばつを引き起こしやすくなることなどが知られている。
 日本では一般的(いっぱんてき)に冷夏になり、西日本を中心に雨が多くなる傾向(けいこう)がある。冬は寒気が流れこみにくくなり暖冬になりやすい。

引用元:朝日新聞 2023年25日 (そもそも?知りたい吉田くん)異常気象はエルニーニョのせい? 鷹の爪×朝日新聞