今日のクレソン畑
暖冬な今年のウィンターシーズンですが、
暖かさになれたせいか、
ここ数日の寒気の流れ込みで少し肌寒く感じています。
気温的には1月に比べて暖かいのに、
変わらず寒いなーと思うのはなんででしょうか。
朝のクレソンの収穫の時にはいまだに寒いなーと声が出てしまいます。
霜も降りなくなったのにふしぎですね。
こんな時にはクレソンをどうぞ!胃もたれ編
閑話休題、
以前、クレソンをご購入いただいたお客さんからこのような感想をいただきました。
飲み会続きで胃もたれがひどいときに、いただいたクレソンを食べたら楽になりました。
そんなんです。
クレソンと聞いて、
ビフテキなど肉料理の添え物としてのイメージを思い浮かべる方も多いと思います。
お肉と一緒にクレソン。
というのは、彩りというだけではなくて、
クレソンの持つ効用が長い間の経験知として知られていたからなんです。
お刺身のツマにダイコンが使われるように、
肉料理の側にアブラナ科のクレソンが置かれているんです。
今日のブログでは、そんなクレソンの食べ合わせの秘密について話したいと思います。
クレソンの食べ合わせと栄養素
お刺身のツマが添えられている理由の一つに、
殺菌作用を利用するためという説があります。
殺菌作用のため
引用元:KURASGHIRU 2023.3.30 刺身の「つま」って何のため?役割や意味について解説!
冷蔵技術が発展していなかった時代、つまや薬味は殺菌のために添えられていたそうです。わさびや辛子に含まれる辛味成分は「アリルイソチオシネアート」という揮発性の物質で、強力な殺菌作用があると言われています。
その、刺身のツマと似たような理由で、
ヨーロッパでは肉料理の添え物にクレソンが使われていました。
クレソンもダイコンと同じアブラナ科ですが、
よりワサビに近い成分が含まれているそうで、
”シニグリン”
という成分が消化促進や殺菌作用としての働きを行います。
クレソンを食べる際の組み合わせ
クレソンに含まれるシニグリンは、消化を促進する作用や殺菌作用を持つ成分です。クレソンを肉料理や味付けが濃い料理と一緒に食べると、胃もたれや口臭の予防効果が期待できます。レストランでよく見られる肉料理と添え物のクレソンは、シニグリンの作用を活かした組み合わせなのです。クレソンに多く含まれる「栄養素」
引用元:美的.COM クレソン【糖質・栄養まとめ】ダイエット・美容に効果的な取り入れ方
シニグリン
クレソンを食べると、ぴりっとした辛味を感じます。この辛味のもとであるシニグリンは、消化促進や殺菌、血行をよくする作用が期待できる成分です。加熱に弱いシニグリンは、クレソンを炒めると失われてしまいます。シニグリンの作用を十分に活かすためには、クレソンを生の状態で食べられるサラダがおすすめです。
さらにいえば、漢方としての考え方でもクレソンは消化を助けると言われています。
クレソン
引用元:Kracie Kampouful Life byクラシエの漢方 クレソン
身体の熱を冷ます作用があります。肌のかゆみや食べ過ぎなどにも利用されます。
これから歓送迎会などのイベントも増えてくる頃です。
胃腸が弱ったなーと困っている方は、
クレソンを食卓に試してみるのもいかがでしょうか。
まとめ
今日のクレソン畑では、暖かいけれども寒さが残る日々。
朝の収穫はなお肌寒い。
今日の話題はクレソンの効用について。
肉料理との相性や消化促進、殺菌作用についての考察をおこなった。
クレソンの辛味成分「シニグリン」の効用や漢方での利用法も。
これからの季節、
イベントが多い時期に胃腸が弱っている方にはクレソンがおすすめです。
七花ファームのクレソンについて気になった方は、
こちらの食べチョクのページよりご購入できます。