ねぎの定植
今日はネギの定植を行いました。
ペーパーポット&ひっぱりくんでのねぎ栽培に切り替えてはや半年。
難しいところ、
便利なところ、
イロイロ見えるようになってきました。
今日は冬から春のねぎ栽培育苗編を振り返ってみようと思います。
ペーパーポット育苗&ひっぱりくん定植とは
こちらの動画は、以前撮影したひっぱりくんでのねぎの定植の様子です。
チェーンポッドという名前の紙の筒に土を入れて苗を育てて、
ひっぱりくんという道具で定植します。
メリットは、昔ながらの苗を畑で育てて植え替える方法に比べて
育苗に必要な畑の面積が10分の1以下になり、
育苗期間が短く、活着(いわゆる根付くこと)がよくなります。
育苗の様子と反省点
チェーンポット育苗は下の写真のように、
チェーンポットに詰めた培土に穴あけ用プレートで五mm程度の穴をあけて行います。
今回の定植した苗は、去年の12月に種を播いて育ててきました。
寒さに負けてしまったのか、葉が枯れてしまったりと上手くいかない部分も多く
反省しております。
「もう少し保温をしてあげるべきだったなー」
とか、
「水管理にもっと気をつけなきゃなー」
などが改善点ですね。
葉先が枯れていましたが、根っこは立派に育っていたので、
畑に移した後は元気に育つだろうと期待しているヒロアキです。
ねぎは強いから大丈夫大丈夫。
まとめ
最後に次回につながるように反省と情報収集をまとめました。
●育苗箱の底に敷く敷紙はとっても大事。敷紙の状態が悪いとひっぱりくんでの定植が上手くいかない。
●定植後のポット間隔は五㎝なので一トレイで13.2m植栽できる。
●発芽後の生育は、温度よりも水管理に左右される。生育初期は根の位置が浅いため、感想した部分の生育は確実に遅延する。育苗後半の潅水は、表面が乾燥してから行う程度とする。この時期に灌水が多すぎると根腐れなどが発生するだけでなく、地上部や地下部が徒長して絡むため、移植作業の妨げや断根、葉の脱落につながる。
●定植時の土壌水分は、細かく砕いた土を片手で軽く握ったときに塊になり、わずかな刺激で細かく崩れる程度が良い。おおよそ21-22%程度の土壌水分含有量である。
参考文献:農文協 「ネギの安定多収栽培」