秋深まりはじめましたね

10月10日 クレソン畑の様子

秋が深まってきて、野菜がどんどん成長しています。

写真のクレソンもとても立派に成長しています。

さて今日も積ん読解消のために、読書内容をレポートです。

健全な根

キーフレーズ:健全な根圏が生産物の品質にとって重要である。

以下引用元:環境制御のための植物生理

というわけで今日は根っこの話について。

ねぎの根っこ。地上部を支えています。

●サマリー

健全な植物には健全な根が必要である。そのためには物理的な環境として「肥料成分の状態」「水分供給」「EC」「pH」、加えて微生物も重要な役割を果たす。

根っこの環境チェックポイント

もうちょっと詳しく解説すると、

●本文まとめ

植物の根系は土壌や培地中で地上部を支え、養水分の吸収とホルモンの合成を担う。また、根圏環境は栽培作物の生育や品質の特性にかかわる。チェックポイントは、根圏が最適な水分含有率となっているか。根に十分な酸素を供給できているか。根域のpHは5~7の範囲内にあるか。植物自体が要因となって培地中のpHに差が生じる硝酸態窒素とアンモニア態窒素のどちらかを吸収するかは、作物の種類や生育段階、pH温度などによって異なり、窒素吸収の結果として培養液のpHも変化する。またこれら物理的な環境のほか、微生物の活動も見逃せない。細菌やカビ類は、生きるための栄養素を、根からの分泌物や枯死した根からの物質に頼っている。一億から十億の細菌が1gの根に存在する。

まとめ

根の周囲の酸素や水分量の管理については種まき前の耕うんや潅水管理で想像できるけど、窒素の吸収とpHの変化や微生物の活動あたりは想像を超えていますね。

「段取り7割」

という言葉を大事に準備していますが、なんだかんだ植物が大きくなると根っこまで観察できていないのでしっかり準備をすること、そして定期的に根っこも土を掘って観察しなきゃと思った次第です。