最強寒波は強かった( ゚Д゚)
今年はラニーニャ現象のせいで寒い冬だと言いながらも、
底冷えしない冬だなーと油断していました。
最強寒波襲来で、寒い冬だとわからせられました。
南国熊本と言われるここ熊本県でも冷え込み・積雪しました。
熊本県の状況を引用します。
今季最強の寒波襲来です。
天草の最南端・牛深は一面雪景色に。きょう午前3時に積雪13センチを観測しました。寒さも記録的で、牛深で最低気温-3.4℃と
観測史上最も低くなりました。
甲佐町も-9.0℃「観測史上最低」を記録。
熊本市は-5.8℃ を記録。-5℃以下は5年ぶり!
雪が積もった所もあり、凍える寒さでした。
引用元:RKK 気象予報士 森明子のそらいろにっき「観測史上最低に…あす朝も極寒に」
七花ファームのある熊本市花園周辺は、山から降りてくる空気が多く、
熊本市内よりも少しだけ冷える場所です。一番冷えた時間は写真よりもう少し冷えてマイナス6℃まで下がっていました。
ラニーニャ現象恐るべし!ですね。
作業場が銀世界に!
寒波の影響で雪が降って、
作業場付近も雪景色になっていました。
内心少しテンションが上がりながらも、
寒いので一生懸命暖をとろうと頑張っている写真です。
マイナス5℃を切ってくると、
水道管などにトラブルが起きたり、
霜にも負けずに頑張っていた野菜や植物も枯れていたり、
近所の畑のキャベツも力尽きて寒さに負けていたりと、
影響は大きかったです。
クレソンも、大きく育った株が強風や低温で負けているものもありましたが、
少しダメージを受けたものの、おおむね無事に寒波を乗り越えられたようです。
冬野菜の持つチカラ
ある程度水温のある水の上に生えているとはいえ、
夜のカモの見まわりでクレソンを見てみると、
葉っぱは凍り付いていました。
しかし、翌日の日中には生き返っているのでクレソンのタフさにあらためて驚いています。
冬野菜が寒さを乗り越えるのは、いったいどんな秘密があるのか調べてみると、
寒くなっても、植物はいろいろな手段を持って生きています。気温が氷点下になると水は凍りますよね。植物体内は凍ってしまわないのでしょうか??調べてみると、なんと凍ってしまうんだそうです。温帯以北に生息する植物では体内に氷ができてしまうのです。
体内に氷ができてしまっても生きていられる理由は・・・「大事な部分は凍らせない」という仕組みを植物は持っています。細胞の中はイオン、有機酸、糖、アミノ酸等が溶けていて、細胞の外より浸透濃度が高くなっており、簡単には凍結しません。一方、細胞の外は水蒸気で満たされているため凍ってしまいます。しかし細胞は細胞膜によって守られており、細胞外の氷が細胞の中に進入しないようになっています。
また、多くの植物では凍結しない程度の低温に晒されると、糖やアミノ酸などが増加し、やがてやってくる氷点下の気温に備える能力も持っています。それをうまく利用したのが「寒締め栽培」です。ホウレンソウ、コマツナなどが良く知られています。寒さに当てないものよりも甘く、さらにビタミンCも多くなるそうです。植物のカラダはとても巧妙にできていますね。
引用元:株式会社ミズホ 植物って凍るの??
植物の知られざるチカラですね。
クレソンは、葉っぱが凍っても翌日の昼間には回復しますが、
葉っぱが凍っているうちに収穫すると、回復できずに萎れてしまいます。
ですので、氷点下の環境には強いけれども収穫後の冷凍保存はうまくいきません。
寒さに強いも単純ではありませんね。
まとめ
以上、今回の今シーズン最強寒波を乗り越えたクレソンのお話しでした。
冷え込みで成長は少しゆっくりになっていますが、
最強寒波を乗り越えて甘みを増したクレソンをこれからもお届けできる喜びを嚙みしめているヒロアキです。
ここから大寒を越えて節分・立春とクレソンのベストシーズンへと入っていきます。
七花ファームのクレソンをよろしくお願いしまーす(*^▽^*)