おはようございます。お綾はいったい何をしでかしたんだろうと、気になるユカリです💦
この言葉の全文は
「お綾や親にお謝り お綾やお湯屋に行くと八百屋にお言い」
です。
実は
これは早口言葉です。
私の父が脳梗塞で入院していた時に毎日行っていたリハビリです。
基本、リハビリ室で行っていましたが父は機能保持や回復のため部屋に帰っても一生懸命リハビリを行っていました。
そこへリハビリの先生が部屋でもできる宿題をくださいました。
そのひとつが、これでした。
父と一緒にリハビリをしていて
私「おやややおやにおややまり……..」
ガビーンΣ( ̄□ ̄|||)
言えない(苦笑)💦
そして、隣では父がニヤニヤと笑っていました。
なぜ早口言葉?
もちろん、言語障害を回復・予防するリハビリとして行われていました。
そして同時に、とても重要な意味がありました。
それは、食物を飲み込む動作
嚥下のリハビリ
です。
私たちは、普段何も意識せず食事を摂っています。
しかし、嚥下には次の工程があります。
第Ⅰ期 認知期 食べ物を認知する。
第Ⅱ期 準備期 食べ物を口の中で噛み、唾液を含ませて飲み込みやすいように準備する。
第Ⅲ期 口腔期 舌と喉を動かして、食べ物を口の奥の部分である咽頭まで移動させる。
第Ⅳ期 咽頭期 反射によって、咽頭の食べ物を食道へ運ぶ。
この工程のひとつでも障害されてしまうと、嚥下ができなくなり誤嚥(むせ)してしまいます。
父は、日中そして食事前に早口言葉やパタカラ体操を行って嚥下のリハビリを行っていました。
パタカラ体操とは
「パパパパパ」
「タタタタタ」
というふうに、はじめはゆっくり後に、徐々に早く発音していく体操です。
「パ」の動かす部位は 唇
発音方法は 唇をしっかり閉じる。
「タ」の動かす部位は 舌の前方
発音方法は 舌の前の部分が口の上前方に触れる。
「カ」の動かす部位は 舌の後方
発音方法は 舌の奥の部分が口の上後方に触れる。
「ラ」の動かす部位は 舌の先端
発音方法は 舌の先端を丸めて口の上につける。
これらのリハビリを食前に行うと効果があっていました。
例えていうと、スポーツの前に準備体操する感じだと思います。
普段、あたりまえにできていたことが突然できなくなる。
父は、その辛い状況を受け入れ最期まで生きるために精一杯努力をしていました。
父の姿から、どんな状況におかれても前を向いて自分にできることを行っていくことの大切さを学びました。
お父さん、ありがとう✨
今は天国で、美味しいものをお腹いっぱい食べているのかな・・・と笑顔の父を思い出しています。
美味しい食事を摂るには、しっかりと飲み込むことが必要なので
早口言葉をたくさん練習しようと思います!!
あなたは、言えますか?
「お綾や親にお謝り お綾やお湯屋に行くと八百屋にお言い」
最後に
私が小さい頃、父がよく買ってくれていたお菓子です。
卵型のチョコレートの中に、ラムネなどお菓子が入っています。
私は小さい頃から、この宝箱みたいなお菓子が大好きでした。
懐かしくなって思わず買ってしまいました。
やっぱりいまだにワクワクしてしまいます( *´艸`*)
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました(人”▽`)
今日があなたにとって素敵な一日となりますよう心から願っています☆
では(^^)/