中国って豚が1億7千万頭減っていたんですねΣ( ̄□ ̄|||)

農業にも新型コロナの影響  養豚だけいいですね…

「新型コロナ」担い手農家の景況見通し コロナ不安 10年で最悪」

日本農業新聞
https://www.agrinews.co.jp/p51821.html引用元:日本農業新聞2020年9月6日「新型コロナ」担い手農家の景況見通し コロナ不安 10年で最悪」

先日、インターネットニュースでこの記事を見かけて、引っ掛かったところがあります。

農業関係もコロナの影響受けて苦しいんですけど、何故豚だけ景気が良いのか?

外食が減って、おウチ需要が増えたからかなと思っていたんですが、

どうもそれだけではないようですね。

中国で豚が1億7千万頭減ってる!?

知らなかったんですが、中国で豚の数がめちゃくちゃ減っているんですね。

「中国では養豚数が劇的に減少 鈴木幸一 IIJ会長」日経新聞1/21

コチラの記事に2019年の中国で起きた豚の減少についてまとめてありました。抜粋します。

世界全体でも養豚の数は10億頭前後なのだが、そのうち4割は中国である。巨大な人口を抱える中国が、食糧の消費、生産においても世界最大の国家になることは、なんら不思議なことではないのだが、中国の人々が海水魚を好きになることで、魚の資源を心配するようになるのは、理由がないことではない。

世界の養豚数を見ると、中国が圧倒的である。古いデータになるが、2017年の中国における養豚数は4億3403万頭で、2位の米国が7341万頭、日本は935万頭と、数字面でも中国は圧倒的な数である。ただしピーク時と比較すると、中国は2000万頭ほど減少している。米国は2割ほど増加、日本はほぼ横ばいである。その後の養豚数の推移をみると、驚くほどの変化である。中国政府の発表に基づくと、2019年末の中国の豚の飼育数は3億1000万頭と、前年比1億7000万頭の大幅なマイナスだったようだ。

その結果、豚肉ばかりでなく、牛肉などの価格が大幅な値上げとなっている。海水産物に対する需要も大きくなるばかりである。政府発表によれば、春節に合わせ、冷凍豚肉を延べ約8万トン放出するとしている。畜産に詳しい知人は「1年で30%も生産量が落ちるというのは、普通の方法では対応できない。ASFは人間が食べても、何ら問題にはならないのだから、中国ではASFにかかった豚肉も食べているに違いない。それ以外の方法は考えられない」というのだが、よくわからない。

引用元:日経新聞 2020/1/21 中国では養豚数が劇的に減少 鈴木幸一 IIJ会長

最近になってもこの問題は解決されていないようで、

「中国豚肩ロース肉1キロ1775円 コロナで高値の花」日経新聞7/12

「豚肩ロース塊、400グラムで46.8元(約710円)」。7月初、アリババ集団の生鮮スーパー盒馬(フーマー)での店頭価格だ。日本とさほど変わらない水準で、決して手ごろではない。

2018年夏に広がったアフリカ豚熱(ASF)は中国の物価にも大きな影響を与えた。中国の農村では今も副業に豚や鶏を飼うのが一般的だ。南京市郊外の六合区では子豚を買い入れて半年ほど肥育、売却するのが貴重な現金収入だった。鶏は自家消費、野菜や米は近隣との物々交換でそろうという。

だがASFのまん延で小規模な養豚は多くの地域で禁止されたままだ。中国全体の飼育頭数はピークをなお2~3割ほど下回る。

引用元:日経新聞 「中国豚肩ロース肉1キロ1775円 コロナで高値の花」日経新聞7/12

日本も買い負ける時代

以上挙げた2つの記事にあるように、中国での豚肉生産の急減しているようです。

中国の人は豚肉好きらしいので、日本もついに輸入豚肉で買い負けし始めているのでしょうか?

10年くらい前は、まだまだ日本が肉を買うとなったら他の国には買い負けない、という話を聞きました。中国の経済成長でいつでも海外産の豚肉を買えるという状況もかわってくるのでしょうね。

まとめ

というわけで、なぜ養豚だけ景気が良いのか?

という疑問を持って調べてみると、中国で豚が1億7千万頭減っていた、

というびっくりする記事を見かけてので調べてみました。

畜産関連もいろいろと起こっているんですねー

参考:nhk特集 中国豚コレラ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191009/k10012118841000.html

中国がアルゼンチンに養豚場を建設

https://news.yahoo.co.jp/articles/9afe354d32191df4c71d3ac6e97d24ff53a9e3ff