ラニーニャ現象

涼しくなりました

「暑さ寒さも彼岸まで」

とはよく言ったものですね。

まだまだ日中は暑いなと思いますが、

吹く風は冷たくなってきているのを感じる今日この頃です。

引っ掛かった見出し

さて、今日もちょっと気になった新聞記事のお話しです。

ラニーニャ意識、農産物が高値 異常気象で収量減観測も

気象庁は今月上旬、「2020年8月にラニーニャが発生したとみられ、冬にかけて継続する可能性が高い」との見方を示した。日本では気象庁が監視する海域の水面温度の5カ月平均値が基準(過去30年の各月平均値)より0.5度以上低い状態が6カ月続いた場合をラニーニャ現象と呼ぶ。

ラニーニャが発生すると、冬にかけて米国で高温傾向、南米も少雨傾向、東南アジアでは多雨傾向が強まるとされる。今夏の中国や東南アジアでの豪雨や洪水、米国の高温乾燥を「ラニーニャの初期兆候が影響したのではないかとの見方が商品市場で出始めた」(マーケットエッジ=東京・中央=の小菅努代表)。

引用元:日経新聞9/18 ラニーニャ意識、農産物が高値 異常気象で収量減観測も

引っ掛かったのは「今夏の中国や東南アジアでの豪雨や洪水、米国の高温乾燥を「ラニーニャの初期兆候が影響したのではないか」という部分。

テレビのニュースやSNSでも注目されているアメリカ、カリフォルニア州の山火事やアジアの豪雨や洪水がラニーニャ現象の影響だったんですねーΣ( ̄□ ̄|||)

ラニーニャ現象とはいったいなに?

ところでラニーニャ現象ってどういうことなんでしょうか?

「エルニーニョ現象の反対」ぐらいの知識しか持っておりません。

気象庁のHPによくまとまった情報がのっていました。

ラニーニャ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム

ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発となります。このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向があります。沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向があります。

引用元:気象庁  エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識 > 日本の天候に影響を及ぼすメカニズム
引用元:気象庁  エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識 > 日本の天候に影響を及ぼすメカニズム

ラニーニャ現象でインドネシア東部の積乱雲が活発になって、日本付近の冬型の気圧配置が強まって寒くなるんですね。

(; ・`д・´)

とにかく、冬によく聞く「西高東低の気圧配置でよく冷えるでしょう」な状態になりやすいってことでいいんですよね。

以下、参考リンクです。興味のある人はのぞいてみてね。

エルニーニョ/ラニーニャ現象とは 気象庁

ラニーニャ現象が発生したとみられる 冬まで続く可能性高い 日本気象協会

まとめ

アメリカの山火事は過去最悪になっているそうです。この山火事の原因となっている高温乾燥がラニーニャ現象の前兆なら、今年の冬は寒い冬になるんでしょうか?

鍋が美味しいねーと言っていられる冬になって欲しいなー