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大雨時行/Heavy rain showers
Heavy rain showers
72候で今日の時候を表すと、こう英語で表現するそうです。
たしかに8月に入って雨が降るようになってきました。
去年は7月まで長梅雨で雨続きの日々から
8月になった途端の猛暑&日照りの日々という夏でしたから
毎年の天気は違うとはいえ、
こよみは季節のポイントをおさえているなーと、あらためてすごいとおもっています、ヒロアキです。
何はともあれ、猛暑が続きますのでブログをご覧のあなたもご自愛くださいませ。
自分に優しくですよー
ヒエひき
閑話休題、昨日は田んぼのヒエひきをしてきました。
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立派なヒエが生えてますねΣ( ̄□ ̄|||)
恥ずかしい(〃゚д゚〃)
ヒエとはなにか
「雑草という食物はない」
という格言がありますよね。
「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのはいけない。注意するように。」と入江侍従に言われたんです。
田んぼに生えるヒエとはどんなものか、
せっかくの機会だから調べてみましょう。
農薬メーカーのsyngentaの「水稲雑草シリーズ ノビエの種類と雑草害」によくまとまっていたので紹介です。
ヒエというと栽培するヒエを思い浮かべるかもしれませんが、
ここでいうノビエはまったくの別種です。
水稲栽培において通常日本でみられるノビエには、水田のみに発生するタイヌビエ(Echinochloa oryzicola Vasing.)と暖地に主に見られるヒメタイヌビエ(E. crus-galli Beauv. var. formosensis Ohwi)、および水田および低湿地から畑でも発生するイヌビエ(E. crus-galli var. crus-galli)があり、古くからこれらの雑草防除は、水稲栽培の歴史の中で重要な要素となってきました。
引用元:yngenta 「水稲雑草シリーズ ノビエの種類と雑草害」
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このヒエ、何が問題かというと、大きくなるまで稲にそっくりなんです。
ヒエひきするぞー!と父親に田んぼに引きづられて、田んぼの草とりをした経験は昔からあるんですが、
いまだにある程度大きくならないと違いが判らない( ̄▽ ̄;)
大きくなると茎の形が丸っこいのとか、節に毛が生えてるとかでみわけられるんですがね…
もう一点悪いところは農薬でも完全に抑えられないこと。
除草剤利用が一般的になり、現在では数多くの水田用除草剤にノビエに効果の高い成分が配合されているので、目に見える雑草害をノビエがもたらすことは非 常に少なくなりました。しかし一方で、近年はタイヌビエだけでなく、種内変異が最も多いとされるイヌビエも、稲刈り前の水田で穂を垂れる姿が多く見られる ようになってきています。すなわちノビエは水田から無くなったわけではなく、除草剤の効き目の合間を縫って、ちゃんと種子を落として根づいているのです。
引用元:yngenta 「水稲雑草シリーズ ノビエの種類と雑草害」
と、農薬メーカーさんでも言っている通り、除草剤の効き目の合間を縫って生き残っているんです。
特にうちでは田植え後の除草剤のあとは、それほど積極的に除草剤を使っていないので
気付くと発生していたりしてるんです。
反省点ですね。
まとめ
今日はヒエひきでとるヒエについて。
●食べるヒエとノビエは違うよ。
●代表的な種類は3種類「タイヌビエ(Echinochloa oryzicola Vasing.)」「ヒメタイヌビエ(E. crus-galli Beauv. var. formosensis Ohwi)」「イヌビエ(E. crus-galli var. crus-galli)」があるよ。
ちなみに「ヒエひき」は方言で、正式には「ヒエ抜き」らしいです。
とらないと種が落ちて来年が大変&コンバインに引っかかっちゃうんで、
スキを見ながらヒエひきを完了させるつもりです。