ゴハンをどうする
ミルク好きの子猫です。
食後のミルクをこよなく愛しています。
が、
主食のエサ代をケチってミルクを買うよりも、
それなりの値段のしっかりとしたエサをあげる方がいいよ
というアドバイスをもらって、納得したのでどんなエサにしようかと考えていますヒロアキです。
牛と豚の飼育経験はあるけれども、室内猫はまだまだ手探り中…
牛と豚の飼育経験?
どんな経験かって?
豚では、アメリカの年間4万頭出荷する農場で1年間みっちり働いていたり、
以前の職場では、3000頭の肥育豚をまかされていたりしたんです。
というわけで、そんな元飼育員がこんなふうに猫飼っているよって話、させてもらいます。
今日はペットの栄養標準について
飼料標準と栄養標準
ブタも牛も、ご飯の基準が決まっているんです。
日本飼養標準と言いまして、
このサイズのときはこんな栄養の入った飼料を与えましょうねー
これくらい大きくなったらこの成分は多めにしましょうねー
ということを国の機関等が研究結果をベースに数年毎に見直して、発表しています。
もう少し詳しい内容を言いますと、
日本飼養標準
よみ:にほんしようひょうじゅん
英名:Japanese Feeding Standard
飼養標準は、家畜・家禽の利用目的に応じて、飼料として給与すべき栄養素の量(養分要求量)と飼料中の含量とバランス、養分要求量に影響する諸要因、実際の飼料給与上注意すべき事項などについて体系化して示す。
飼養標準は、策定時における家畜栄養学、飼料学などの学問上の研究成果や飼養管理に係わる技術の到達点を踏まえ、さらに、その時の畜産をとり巻く諸情勢を考慮して策定されたものであり、先進各国ではそれぞれの畜産業を背景に、独自の飼養標準、飼料成分表がまとめられている。飼養環境、飼養家畜の遺伝的背景(品種)、飼料原料、畜産物に対する国民の嗜好などは、各国でそれぞれ異なっており、また、その国の一般的な飼養条件下で得られた試験研究成果に基づいて策定されている。わが国においては、それが日本飼養標準であり、日本標準飼料成分表である。
引用元:ルーラル電子図書館 日本飼養標準
というものがあるんです。
ネコにもあるのかなーと調べてみると飼養標準と名前は違いますが見つけました。
AAFCOの栄養基準というものです。
AAFCOとは? 栄養基準とは?
いったいなんでしょうか?
AAFCOの栄養基準
AAFCOの栄養基準ってなに?
AAFCOとは「米国飼料検査官協会」のこと。「The Association of American Feed Control Officials」の頭文字をとってAAFCO(日本では「アフコ」)と呼ばれています。米国飼料検査官協会というのは、ペットフードの栄養基準やラベル表示に関する基準を制定しているアメリカの団体です。AAFCOが定めたペットフードの栄養基準は世界的なスタンダードとなっており、日本のペットフード公正取引協議会もAAFCOの栄養基準を採用しています。
引用元:株式会社K9ナチュラルジャパン なるほどコラム「AAFCOってなに?」
引用にある通り、ペットフードの栄養基準を定めています。
ネット上でみることのできた栄養成分表のリンクはコチラ
参考:再びになりますが、環境省の「飼い主のためのペットフードガイドライン」の「第1章最初に知っておきたいこと」、「第2章市販のペットフードについて」も情報がコンパクトにまとまっているのでぜひご参照ください。
飼養標準・栄養標準の使い方
牛・豚のための飼養標準も、
犬・猫の為の栄養標準も、
ゴハンをあげる飼い主からすると覚えることではありません。
あくまで信用できる目安なので、
エサを購入するときに、このエサは良いエサなのか判断する材料のひとつです。
今回エサを変更するにあたって、パッケージの裏を確認して、
たんぱく質・脂質・炭水化物だけではなく、
ビタミン類まで表示してあるエサを選択しました。
良いエサの基準は購入する人によりさまざまだと思います。
僕個人的には、経済的で内容成分が良質なものです。
基準がないと買おうとしているエサがどんなものなのか判断しにくいので、
知識として猫にも栄養基準があると知っていることは大事だと思います。
参考サイト:ブログを書く上で検索していて勉強になったサイトです。
Rペット栄養クリニック
真面目にペットのエサを自作したい方は熟読しましょう。
すごいです。