トウ立ちを防げ!パクチーの新品種が芽を出した

新しい品種のパクチーが芽をだしました。

パクチーの芽がでました。

こちらの写真、右と左で同じパクチーですが、品種が違います。

見た目は殆どかわりません。

しかーし、大きな違いがあるんです。

それは「晩抽性」。

トウ立ちしにくいパクチーの品種なんです。

3月はパクチーをトウ立ちさせてしまった失敗を経験しました。

春は花の時期。

葉野菜はどうしても花をつける前に収穫しないと、

栄養を花に取られたり、葉が硬くなったり食べれなくなったりするので

いろいろの方法でトウ立ちするのを防がなければなりません。

パクチーにも晩抽性の品種がある

トウ立ちを防ぐ方法のうちで、

メジャーな方法として

トウ立ちしにくい種類を栽培するという方法があります。

マイナーな野菜であるパクチーにも、

トウ立ちしにく「晩抽性」の品種がいくつか存在します。

例えばこちらだったりこちらだったり。

(各社の栽培暦まとめ

今回はそんな晩抽性のパクチーを畑に播いてみました。

暖かいこの季節ですが、どのような成長を見せるかドキドキです。

トウ立ちとは

ここでトウ立ちについて整理しておきたいと思います。

トウ立ちとは?
花芽がついた茎が伸びることを「トウ立ち」または「抽苔」と言います。花芽がつくと、それまで根や茎はに移動していた養分は、花芽に集中します。

トウ立ちが起こる原因
ダイコンやキャベツなど葉根菜の多くは、栽培中にほとんど茎は伸びません。このような茎を短縮茎と呼び、キャベツでは結球の中心に短縮茎があり、ダイコンでは地際部分に根と思われている茎(下胚軸)があります。花芽ができると花芽を付けた短縮茎が伸びるようになり、これがいわゆるトウ立ち(抽苔)です。トマトやナスで花芽を付けた茎が伸びても単なる茎の伸長であり、短縮茎が伸びるトウ立ちとは異なります。

引用元:はなとやさい 2020年1月 「葉野菜のトウ立ちメカニズム」

基本的には野菜全体を食べる葉野菜や根菜で問題になるトウ立ち。

トウ立ちの状態になると葉数が増えなかったり根が肥らなかったりして、

十分に収穫できなくなります。

葉や根の発育が抑えられて収量が低下したり、

品質が悪くなってしまうのです。

まとめ

気温が暖かいので、秋冬の時期と比べると

芽が出るまでの日数も、

芽が出てからの成長も

芽を見張るものがあります。

あっという間に成長して収穫できるサイズになりそうなので、

収穫適期を見逃さないようにしなければ!と思うヒロアキです。

参考資料

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