イノシシがー
まだ何も生えてない畑なんですが…
イノシシが発芽直前の畑のうねを壊したり、
クレソン畑の畦を歩き回った後がよく目撃されます。
今年はイノシシの被害が増えています。
年々イノシシの出没が増えてきてる。
何かいい方法はないものか…
クレソンすくすく
それはさておき、新しいクレソン畑、好調です。
川の流れを浴びてすくすくと育っています。
定植して1週間もたっていないのにこんなに大きく育ってきています。
クレソンの栽培で大事なポイントは、
栽培適地の第一条件としては、水かけ栽培をするために大量にきれいなりゅすいがなくてはならないことである。水温は14~15℃が理想的とされ、20℃以上では生育が劣り、また8℃以下では伸長がとまって品質が劣化するといわれる。(中略)栽培する水田では、一面に平均して水が動いていることが重要である。
引用元:『農業技術大系』野菜編 第11巻 クレソン 山岸博
と、あるように常に流れる水がとても重要なんです。
上流から下流へ 流れのエネルギー
よく田んぼは人工の沼を作るように管理するといいますが、
クレソンの場合は人工の小川を作るように管理しないといけません。
どうやって流れを作っていくのか?というと
”水の位置エネルギー”が重要な流れの源になります。
水の位置エネルギーとは何でしょうか?
言葉にすると次のようになります。
液体の位置エネルギーとは、液体の高さによるエネルギーです。物体でも同じで、高いところにあること自体がエネルギーを持っていることになります。
引用元:講談社ブルーバック 石綿良三、根本光正 著 「流れの不思議」
水の位置エネルギーを使っている身近な存在として水力発電所があります。
水力発電で使われているダムは、水をせき止めて水面を高くすることによって、水のエネルギーをたくわています。水面が高いほど利用できる水のエネルギーは大きくなります。ダムでせき止めて貯水池の水位を高く(位置エネルギーを大きく)しています。この水を導水管で低い位置にある水車まで引いていきます。水車の位置では低くなった分だけ、元の大きな位置エネルギーが水の圧力のエネルギーと運動エネルギーに変わっています。これを利用して、水車の羽根車を回転させ、エネルギーを取り出しているのです。
引用元:講談社ブルーバック 石綿良三、根本光正 著 「流れの不思議」
基本的には、水の入り口から出口へと傾斜がついている田んぼ。
十分な水量さえあればある程度の流れを”自然”に作ることができるんです。
とっても大事な”位置エネルギー”。
クレソンを育てるのにも利用しているといってもイイのではないでしょうか!
まとめ
基本は水が入口から入って出口へ出ていく田んぼですが、
排水側に近いほど勢いが弱まっていくのは必然です。
なんとか流れを作るように、
あーでもない、
こーでもない、
と考えながら水の流れと悪戦苦闘中なヒロアキでした。
クレソンは11月に入ってとても元気になってきていますよー
七花ファームのクレソンもよろしくお願いします!