「安定供給」
または「欠品しないこと」、他によく聞く言葉で言えば「定時・定量出荷」
いつでも「あるよ!」って返事をしたいけれど、なかなか達成することがむずかしいことで、永遠の目標といってもいいかもしれません。今日はそんな安定供給がなぜ必要なのか?、達成するためには?というお話しです。
人吉研修振り返り②
農業ビジネスに求められる組織マネジメントの視点
今日も昨日のブログと同様に、先日の人吉での研修を振り返ってのアウトプット回です。本日取り上げるのは「農業ビジネスに求められる組織マネジメントの視点」の前半を振り返ってアウトプットしていきます。
内容をカリキュラムから抜粋すると、
農業ビジネスに求められる組織マネジメントの視点
講師:株式会社農テラス 代表取締役 山下 弘幸
内容:●農業ビジネスの全体像と経営戦略●農業ビジネスに求められる組織マネジメントの課題●農業ビジネスの先進事例●自身の役割の見直しとアクションプラン検討(演習)
引用元:中小企業大学校 人吉校 №136
となっています。
マーケットが求めているものは…
さてさて、講義の振り返りをする前に少しばかり自分の話を。
小ねぎをつくり始めたとき、僕も主な出荷先は市場でした。熊本市農協のネギ部会に入って、農協経由で市場に出荷していたんです。たしかに価格の高い時期はびっくりするような値段も付きました。小ねぎ一袋250円とかで売れたりしたときは、スーパーの店頭で一袋300円くらいでしたね。仕入れて売ったお店も利益は出てないんじゃないのと思っていました。
しかし、そんな高価格な時期は一瞬で、基本的には低価格で安定してしまいます。一日仕事をして市場に持って行っても、売り上げが2000円から3000円なんてこともありました。小ねぎの栽培がうまくいかず、量をとれていないということも原因の一つではありましたが、評価をしてもらえないように感じて、出荷先をいろいろ模索するようになりました。少しずつではありますが、取引先もできてきて、先に販売額を決めてから注文をもらうというカタチに変わってきています。
そんな取引を続けていくと、求められていると感じるのが「安定供給」です。そして、この「農業ビジネスに求められる組織マネジメントの視点」で心に引っかかったのも「安定供給」というキーワードでした。
農業ビジネスに求められる組織マネジメントの視点
講義では、まず農業ビジネスの目的を「生産によってマーケットを助ける経済活動」と定義しました。そしてマーケットが困っている点は「安定供給」されないことであり、農業者はこの課題をどうにかするために組織化している。
という内容でした。
まとめ
漠然と、ぼんやりと感じていたことをこの講義で整理することができて頭の中がスッキリと整理できたと感じています。さらに、今後の目指す方針も見えてきた講義でした。
小ねぎとクレソン。僕たちの育てている野菜は基本的に年間を通して栽培できる品目になります。実際に一年中途切れることなく育てているということは本当に難しくて、思うようにできない時期もあります。小規模な農業ですが、小さいなりに「安定供給」を続けられるように知恵を絞っていきたいなと決意をあらたにする機会となりました。
ここまで読んでくれてありがとうございます。今日があなたにとって素敵な一日でありますように心から願っています☆