パクチーに蕾ができ始めた3月

元気になっているクレソン

今日はビックリするほど暖かい一日でした。

熊本では最高気温が24℃と夏日一歩手前まで上がる事態となったそうです。

つい先日まで、早朝には日陰で霜が降りていたというのに、

季節の変化が速すぎますね。

気温が上がってクレソンの成長は加速度をあげているようです。

成長して立ち上がってきているクレソン。3月9日撮影

水面から顔を出すクレソンが立ち上がってきています。

この状態になるとクレソンの成長はどんどん進んでいきます。

つぼみがでてきています。。。

野菜によって利用する部分が異なっています。

昨日のブログでも少し触れましたが、

パクチーも、コリアンダーとして種を主に使う場合には成長の一端として歓迎できるのでしょうが、

現在栽培中のパクチーは葉物野菜として育てているので困った現象となっています。

ホウレンソウ・パクチー、そしてもうしばらく経つとクレソンも

春には花が咲いて食用としては使えなくなってしまう時期となってしまいます。

抽苔とは

あたたかくなって出てくるマイナスの影響として抽苔という現象があります。

抽苔とは、

  抽苔(ちゅうだい)
気温や日長などにより花茎(かけい:花をつけた茎)が伸びだすことを抽苔という。また、とうだちともいう。

引用元:タキイ種苗 農業用語集 抽苔

植物も次代へ繋ぐために花を咲かせます。

自分自身の成長よりも花を咲かせることにエネルギーを使うので

葉っぱは固くなり、味もえぐみが増します。

なので、抽苔すると、葉っぱを食べる葉物野菜としては使えなくなってしまうんですね。

まとめ

パクチーの対策としては抽苔の遅い品種を導入して乗り切る計画です。

まだまだ勉強中のパクチー栽培。

4月以降もパクチーを提供できるように研究しなきゃと思っているヒロアキでした。

軟弱野菜の抽苔を予防する対策は?

ちゅだいして花が咲いてしまってからの対策方法はありません。花が咲く前に十分な対処を行うことで発生が抑えられます。
比較的低温伸長性のある早生品種や晩抽性のある品種をしようしたり、べた掛けなどの資材を活用しましょう。
引用元:タキイ種苗「トラブルシューティング第6回」