たまねぎの種まき ~玉ねぎの種まきは小ねぎの栽培に似ている件~ 

その名はソニック

タマネギの種まきをしました。

今年の品種はタキイ種苗の”ソニック”です。

冬を越えて、来年の5月頃収穫予定となっています。

玉ねぎの種まきは小ねぎの栽培に似ている

料理でも定番の野菜、タマネギ。

家庭菜園でも冬野菜の定番品種として有名です。

作りやすいけれども、つき詰めると奥が深いタマネギという野菜。

長く貯蔵するために、栽培中に気をつけることは以下の点です。

貯蔵性の高いタマネギを生産するには、

多くの糖分を蓄積させ、乾物量を多くすることである。

つまり、生育初期から収穫期まで健全な生育を促すために、根群分布を広め、

その機能と同化機能を十分に高めうるように土壌水分、施肥、薬剤散布を合理的に行ない、品種選定とそれに伴う定植時の苗の大きさ栽植密度を適度にし、それぞれに合った適期収穫をおこなって、

最高の糖度のものを貯蔵するようにする。

引用元:農文協 最新農業技術 野菜vol.10 「タマネギの球貯蔵の生理」

多くの糖分を蓄積させ、乾物量を多くする”こと、

つまり甘くて大きな玉のタマネギを育てることで、

長持ちするタマネギにもつながるんですって。

そんなタマネギを育てるには、畑に肥料に虫・病気対策をしっかりして、

良い苗をつくり、

イイ感じの間隔で畑に植えて、収穫時期を見逃さないこと。

シンプルな要求ですが、栽培期間が長いだけに気が抜けませんね!

おいしいタマネギづくりは種まきから始まっている(。-`ω-)

まずは、”苗半作”の言葉通り良いタマネギ苗を育てます。

実はタマネギの苗づくりと小ねぎ栽培は、けっこう似ているんです。

タマネギ播種方法まとめ

小ねぎ栽培の起こりは、

関東のアサツキをまねて九条ネギの種を用いて栽培したことがはじまりです。

栽培期間が60日前後の小ねぎ栽培は、

日数的にも方法的にもタマネギの苗づくりとそっくり。

備忘録がてらタマネギ/小ねぎ栽培を簡単にまとめました。


●播種方法 ごんべえさん

タマネギの播種機

”ベルト繰上げ式種まき機”を使っています。使っているベルトの穴のサイズは5mmです。

●除草方法 バスアミドの表層処理

以前書いたブログ(玉ねぎ苗床のバスアミドを使った雑草対策のやり方)でもとりあげましたが、雑草対策としてバスアミドの表層処理という方法をおこなっています。

肥料などの施肥をおこないうね立てした列にバスアミドを散布して、軽くレーキをかけて潅水後透明マルチで被膜して1週間置いてガス抜きにビニルを外して2日ほど置いて、レーキを再度かけて播種。

という流れで行っています。

以前ネギで土壌処理剤を使ったところ薬害で発芽しなかった経験があるので、ネギ類の種にはバスアミドを使いたくなってしまします。

●定植タイミング

日数にして約60日程。茎の太さが箸の太さくらいになるのが目安です。


雨がまた降って、明日から気温が下がってくるという予報です。

気温はタマネギの適温の15‐20℃という範囲の時期なので順調に育ってほしいなーと思っています。

まずは7日後あたりに無事に発芽してくれますように(*’▽’)

まとめ

まとめにかえて、今年栽培する品種の特徴について。

特長

●玉は甲高の大玉によくそろい、早どりができる早生種。
●玉の色ツヤがよく、首部も細くてよくしまる。1球平均320g。
●耐寒性が高く、生育旺盛で作りやすい。
●切り玉出荷が最適。吊り玉にした場合でも8月末まで貯蔵が可能。

栽培の要点

●育苗日数は約55日。若苗定植で活着を促す。
●年内から冬場の生育は抑え気味にして、早春から肥効が高まるようにすることが、形状よく早どりするためのポイント。
●マルチ栽培では全量元肥とし、露地栽培では年明けと2月中旬を目安に2回追肥する。
●貯蔵性を高めるには、倒伏の1週間後を目安として晴天時に収穫する。

引用元:タキイ種苗ソニックタマネギ品種カタログ
引用元:タキイ種苗ソニックタマネギ品種カタログ

タマネギがあると、

カレーにスープにハンバーグにグラタンに…

使える料理がたくさんある野菜です。

出来上がりがたのしみです。

(〃゚σ¬゚〃)ジュルリ

参考サイト:タキイの玉ねぎ栽培マニュアル

tamanegi