脳を耕す @ 農業マーケティング講座
4週間、すべての講義時間を合わせると14時間を越える「農業マーケティング講座」が先週最終回の講義を迎えました。
【脳を耕す】のキャッチコピーの通りかたいアタマが耕されて、フカフカのやわらかい脳になって、新しいタネまで撒かれましたよ٩( ”ω” )و
これまでは、
販路は広げたいけどwebで販売をするにも知名度も何もないし…
インターネットで世界に繋がっているとは言っても、誰にも出品しているページを見てもらえないんじゃ誰も来ない田んぼのど真ん中で店出しているようなもんだろうしな…
こんなイメージだったネット販売に、
マーケティングという切り口でネガティブな考えを取り払うことができました。
距離が離れていても、送料がかかっても、価値を理解してもらえれば受け入れてもらえるんだ、という気づきがとても励みになりました。
価値: 自分の思う価値 ・ 他者から見た価値
その他大勢の中から選ばれる、つまりただの「小ねぎ」や「クレソン」としてではなくて、
古閑弘晃の育てた「クレソン」、
古閑ゆかりの育てた「小ねぎ」、
こんなふうに価値を認めてもらうには、他者から見た価値、つまり他者認識が大事なんですね。
自分の作りたい野菜・作りやすい野菜ではなくて、こういうのがあると助かるなーと言われる商品を作れること、提案できることが今後の目標になりました。
「伝える」と「伝わる」
価値を認めともらうために、「伝える」で満足せずに「伝わる」ように情報を伝えていかなければと思っています。
今年の1月に長崎県でジャパネットたかた創業者の高田氏の講演を聴く機会がありました。その時も「伝えるではなくて伝わらなければ、相手に届かないといけない」という話が心に残っています。
インターネットで検索してみると、高田明氏が、「伝わる」ことについてインタビューで語っているページがヒットしました。
以下引用します。
さらに、伝わったと思っていても、実はそれが「伝えているつもり」になっていることが一番怖い、と指摘する。
「私もいまだに『つもり』になってしまうことがあります。自分ではしっかり伝えたつもりでも、なぜか売れない。そういうときはやはり、振り返って考えてみると、お客さんに伝えたいことをしっかり理解してもらえていないのです。伝えるというのは自分が話したら終わりではなく、相手に伝わって初めて『伝えた』ことになるのです」
引用:ジャパネットたかた・高田明の「伝える力」(後編) 『THE21』2016年2月号より
どうしてもブログを書いたり自分の育てた野菜について話すと、自分が自分が…となってしまうことが多いですが、
相手に伝わるように、
言い換えると、相手の立場に立って伝えるということができるようになりたいものです。
「言うは易く行うは難し」なことですが、一歩一歩やりたいなぁ。
SNSは関係性のない人を関係性のある人に変えるツール
先日の記事「SNSと顧客導線 マーケティングについて」で触れたように、
SNS・ブログや、さらに深くつながるLINE公式というツールがあります。
今後活用したいと考えている分野です。
今回のマーケティング講座で
「SNSは関係性のない人を、関係性のある人に変えるツール」
というフレーズがとても好きになりました。
いま、関係のない人と、
距離を越え、時間を越えて繋がり、
関係のある人になって、理想を言えばファンとなって応援してくれる。
とても素晴らしいツールではないでしょうか。
僕たち七花ファームは、「食で健康を、心に栄養を」農業というフィールドで実現するということをミッションに掲げています。
食で健康を、という部分は
英語で「You are what you eat」ということわざがあります。日本語にすると「あなたは、あなたの食べたものでできている」。つまり健康は食べ物で決まる、という意味だそうです。
引用元:旬の自然情報BLOG 知床自然センター
とあるように、健康は食べ物で決まるということ。
心に栄養を、は、
土にふれる、動物に触れる、などの生産物以外で人間に役立つ農業の力を大事にしたいと思っています。
こんなことを、お世話になっている人だけでなく、まだ見ぬ熱烈なファンが応援してくれるようになると、こんなにうれしいことはないんじゃないかな。
と考えています。