いのししがでた

秋も深まってきましたね。

つい先週までは夏のように感じていたのに季節の移り変わりが早いのか

今年の気候がおかしいのか…

秋になって虫も身体が大きくなって、活動的に動いているところをよく目撃します。

カマキリは産卵を前にびっくりするくらい大きいし、

冬を感じているのか、生き物は活発に活動していますね。

招かれざるイノシシも活動的になっているようで、

ハウス内にお邪魔しに現れたようです。

イノシシがあらわれた!

ということで、イノシシがあらわれました!

苗を育てているハウスに何かいいものはないかな?

と無断侵入して種をまいた育苗箱にちょっかいだして

食べ物がないと帰って行ったようです。

足跡の直径は2‐3㎝くらいでした。

なかなか大きなイノシシのようですね。

無断で入られないように柵や鉄線を張るなど対策をしなければなー

イノシシの能力

イノシシも困ったものですねー

今日はイノシシがどうやって侵入してくるのか、

イノシシのの能力について調べてみました。

●感覚
視覚




青・青緑と紫の1部について明瞭に識別でき、色が赤や緑に移行するにつれ見えにくくなる(Eguchi et al. 1997)。
イノシシで視力を調べたものはないが、ブタでは0.1を下回る程度。これは100m離れた位置から直径1.5mのドーナツ型の円環に開いた30cmのすき間が識別できる程度、つまり100m先から人間をみわけるのに十分な視力である(江口 2003)。 夜目はあまり利かないと考えられている(江口 2003)。
嗅覚イノシシの嗅覚は非常に優れており、犬なみと考えられている(江口 2003)
触覚イノシシの鼻鏡(鼻先)はとても柔らかく、剛毛も生えていない。イノシシの鼻先の動きは繊細であり、初めて見るものの感触を確かめたりするのに使われる(江口 2003)。
●運動能力
跳躍力
餌付けされた野生イノシシ、成獣4頭、子6頭において、跳躍力の優れた個体は120cmの高さを、1歳未満の子イノシシでも60cmの高さを飛び越えた(江口 2001)。
イノシシは助走をつけて跳躍することはなく、立ち止まって餌の有無を確認し、障害物の高さを目で確認してから跳躍した。踏切位置は障害物から30cmくらい手前であった(江口 2001)。
鼻の押し上げ力量飼育下で成獣雌2頭(5および6歳、推定体重60kg)による鼻の押し上げ力量の記録は、60.0kgと57.5kgであった(江口 2001)。また雄では70kg程度までの重さまで容易に持ち上げていた(江口 2003)。
くぐり抜け有刺鉄線のように多少でも柔軟性があると、20cmのすき間でも地面を掘らずに通り抜けることができる(江口 2003)。
幅のある障害物では、障害物が複雑になるにつれ、下をくぐって通りぬけようとする傾向があった(江口 2003)。
引用元:国研)農研機構 西日本農業研究センター
鳥獣害対策技術グループ イノシシの生態 

ブタを昔飼っていた経験から語りますと、ジャンプするときに助走はすることもありました。

どうしても飛び越えれない高さだった時なんかに、数歩後ろにさがって助走をつけて飛ぶこともありましたよ。

それから15年以上前に実家の養豚場に来ていた獣医さんが雑談で、

「天草で海を泳いでいるイノシシを見たんだけど誰も信じてくれないんだよねー。天草で増えてるのは海をイノシシが泳いで渡っているからだよ。」

と語っていたのが印象的でしたが、カメラで海を泳ぐイノシシが捉えられていますね。

さすがは大型哺乳類。なかなかに強力な能力を持っていますね。

まとめ

殺虫剤でどうこう対処できる虫でさえ苦戦しているのに、

哺乳類に畑をターゲットされると手も足も出ませんね。

   イヌ並みの嗅覚と高い跳躍力、圧倒的パワー…

来てもらわない環境を作る方がイノシシ対策としては簡単に取り組めそうだと感じました。