クレソンと夜の長さ

クレソンの最近

クレソン、元気なんですがイマイチ大きくならないのが悩みのヒロアキです。

雨も続いているし、

気温も30℃越えているし、

高温多湿だし、

どうしても夏の暑さと夏の雨はクレソンの苦手分野のようです。

今日の発見

クレソンの花の時期が過ぎたと思っていますが、

まだまだ花芽の時期のカタチのクレソンがちょくちょく目につきます。

花芽の時期のクレソンとは、先端部分から脇芽がたくさん出てきて、

花が多く咲くように葉が少なく分岐の多いカタチのクレソンです。

たとえばこんな感じに枝分かれしたクレソンです。

6月以降は花をつけるクレソンはほとんど見られないのに不思議だなーと思います。

夜の長さ

日の長さが一番長いのは、6月下旬の夏至の頃なんですが、

クレソンの開花のピークは5月中旬です。

一番日長が長くなるころに開花のピークが来るわけではないようです。

ここで、短日植物・長日植物についておさらい。

 短日植物は日が短くなると花が咲き、長日植物は日が長くなると花が咲く。しかし、夜の長さは同じでも途中で光を当てると短日植物は花をつけず、長日植物に花がつく。また、明期を長日植物が花をつける長さにしておいても、夜の長さを人工的に長くすると、短日植物に花がつく。このような実験から、花芽の形成の信号(環境条件の)として葉が感じているのは、昼の長さではなく連続した夜の長さだということが分かってきた。すなわち、一定以上の連続した夜で、花芽の形成を誘導するのが短日植物で、抑制するのが長日植物である。

引用元:実教出版 生物 植物の構造と機能 187頁

必ずしも昼の長さが長いと花が咲く、というわけではないようです。

まだまだ夏至を越えたばかりで、昼の長さが長いので

花をつけようとするクレソンもいるようです。

が、ほとんどのクレソンは栄養成長へとステージを変えるように動いています。

まとめ

クレソン的には栄養成長の準備が整い始めているのですが、

季節的に苦手な高温多湿の夏の雨となっていて、春の頃のように成長が進まないようです。

クレソン自体は小ぶりなサイズが多いですが、

味は濃縮されて、ぴりっと辛いというよりも、がっつり辛い大根おろしのような辛味に仕上がっています。

以上、今日はクレソン畑よりレポートでした。