口の中まで?いやいや、腸の中まで

ゴハン!

っと朝ご飯を心待ちにするタマちゃん

朝食を待つタマちゃん

ゴハンをもらう時は良い子になります。

そんなゴハンを与える、いわゆる給餌という行為ですが、

どこまでゴハンを届けるのが給餌になるのでしょうか?

衝撃のひとこと

養豚場で働いていた時、獣医さんに掛けてもらった言葉でいまだに覚えていることがあります。

「飼料を豚に食べさせるところまでじゃなくて、腸で栄養分が吸収されるところまでイメージして豚にゴハンをあげるといいよ」

衝撃でした。

えー食べさせるだけで後は人間の及ばないことじゃないの?

っていうのが、当時の感想でしたが、

たしかに腸で栄養が吸収されるところまでイメージすると、

ゴハンをあげる動物の健康状態まで意識できて、なるほど大事だなーとかんじていました。

トイレ掃除だって、

腸でゴハンがちゃんと吸収されているなーとか、

上手く吸収されてなくてゆるいなー、体調悪いのかな?とか、

やりがいが増すってもんですよ。

見えるものでもないので、あくまでイメージでしかないんですが、

腸で栄養が吸収されるっていうことをなるべく意識して、面倒見ている豚や牛に接していました。

食べ物の消化

手元にある養豚の専門書から該当する部分を引用します。

食物は食べられて消化されます。養分は腸壁を通して吸収され血液に入ります。体細胞に到達すると、養分はまず既存細胞の修復と保存に使われ、次に新しい細胞の成長に使われます。余った養分は貯蔵されるか廃棄されます。食物のカスは吸収されません。また、細胞の維持と成長に必要な化学反応によってできた産物も排出されます。

引用元:養豚成功へのファーストステップ Ⅴ育成及び肥育 95頁

ということで、豚・牛にかかわらず腸でゴハンが吸収されるイメージは大事なんです。

それは、同様に猫・犬にとっても同じことだと思うんですよ。

さぁ、Let’s  imagine!

そして大事なフード皿

さてさて、今日の話は腸に吸収される栄養だけではなく、

フード皿についても語りたいんです。

栄養が腸まで届く直前に使うものですよね、フード皿って。

けっこう大事な存在なんですよ。

はるばる海を越えて運ばれてきたトウモロコシや大豆などなどの原料が、

いろんな人の手を経て、あなたの愛する猫の手元に届いたんです。

そんな素晴らしいゴハンと、カワイイ猫ちゃんが出会う大事な道具がフード皿です。

豪華なフード皿は必要ありませんが、

あなたの愛する猫ちゃんが満足するフード皿を準備してあげましょうよ!

フード皿を選ぶときはこんな基準があるそうです。

お皿が気に入らないと食事をしなくなる猫もいます。柿を参考に、猫が食事をしやすい形状のもの、また、洗浄しやすく、衛生的に扱えるものを選びましょう。

・底が浅く、食べ口が広い →食事中ひげが当たらず、多少の食べ散らかし防げる大きめのものを。

・重さがある →食事中にお皿が動かない程度の安定が必要。滑り止めつきも◎。

・傷がつきにくい →細菌繁殖を防ぐため、キズがつきにくい陶器やガラスステンレス製がおすすめ。

引用元:幸せな子猫の育て方

まとめ

今日の内容を整理します。

食べ物・フード皿について

●エサは食べさせるだけではじゅうぶんではない。口・食道を通って胃を通り過ぎて腸で栄養が吸収されるところまでイメージしよう。
●フード皿って意外と大事。毎日食事で使うものだから、一番動物の触れる道具です。使いにくいものを使うと買ったフードがもったいないことに。

これまでウチにいた歴代猫ちゃんズは、食品トレーでゴハンを与えていました。

あらためてブログに書いてみて反省しきりのひろあきでした。