手掘りクレソン畑準備できました

KUMAMOTOクレソン2024始動!!

10月に入って、気温も過ごしやすいくらいになってきました。

一足早く九州山地のクレソン畑のクレソンは元気に育つようになってきました。

山を下った平地の熊本市でも気温が落ちついてきたので、

クレソン栽培の準備を始めています。

クレソン栽培の田んぼに必要な条件とは

七花ファームのクレソン畑は露地栽培です。

田んぼに水を張ってクレソン栽培を行っているのですが、

同じ田んぼでも、お米の栽培とクレソンの栽培では少し必要な条件がちがいます。

それはズバリ、水の流れ。

どういうことかと言いますと、

クレソン栽培の本から引用しますね。

栽培適地の第一条件としては、水かけ栽培をするために大量にきれいな流水がなくてはならないことである。水温は14~15℃が理想的とされ、20℃以上では生育が劣り、また8℃以下では伸長がとまって品質が劣化するといわれる。

(中略)

栽培する水田では、一面に平均して水が動いていることが重要である。

引用元:『農業技術大系』野菜編 第11巻 クレソン 山岸博

”栽培する水田では、一面に平均して水が動いていることが重要である。”

そうなんです。クレソン栽培をする田んぼは水が動いていることが大事なポイントなんです。

何年もクレソン栽培を続けて、

試行錯誤の末田んぼの中の水が動くように、

田んぼの中に水路を作る方法にたどり着きました。

今年も手掘りクレソン畑ができましたよ!

手掘りクレソンできました!

こちらが代かき終わった水田です。

ここから水の流れができるように水路と、クレソンを植えるベッドを作っていきます。

数日田んぼでスコップとクワを持って、

水の深いとこはどこかなー

水の届いてないのはこの部分かー

と水の流れを見ながら格闘をしていました。

今年の手掘りクレソン畑はこんな感じです。

さっそくクレソンの苗を植えて育ち具合もチェックしています。

クレソンも流れを気に入ってくれたようで、

しっかり根付いて立ち上がってきています。

今年のKUMAMOTOクレソンもご期待ください。

まとめ

10月が訪れ、熊本の秋が少しずつ感じられる頃、

山地のクレソンは元気に成長を始めました。

平地でも涼しくなり、クレソン栽培の準備が進んでいます。

クレソン田んぼには流水が不可欠で、今年も手掘りで水路を整えました。

田んぼ中の水の動きを見極めながら、

スコップとクワで丁寧に畑を整え、

クレソンの苗も順調に育っています。

今年のKUMAMOTOクレソン、期待に応えてくれそうです。