シフォンケーキのフワフワの秘密【メレンゲ科学】

花爛漫

実家の庭の肥後椿も、花木蓮も、桜も、スミレもと花爛漫な今日この頃、

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

素晴らしい天気も今日までで、

明日からしばらく”菜種梅雨”となりそうです。

春本番といった感じですね。

本題に入る前に、読書メモを。

読書メモ
「マーケティングに強くなる」恩蔵直人著

〔いまここ⇒〕第2章 顧客の顧客と手を結ぶ―「顧客の顧客」とは誰か
2.顧客の顧客がもたらすメリット
①買い手の交渉力を弱める
②新ビジネスを創造する
③業界構造を最高チックする
3.明言されるニーズを遮断する常識の壁
潜在市場を見抜くことを妨げる「3つの常識」
常識を打破するマーケティング力
否定による躍進ー「日清クッキングフラワー」の革新
4.業界の常識を打ち破ったセントラルユニ
「顧客の顧客」のしてんからビジネスモデルを再構築
新たな関係構築の「場」を置受ける
顧客の意識も変革させる

⇒セントラルユニについてはコチラ(医療現場に革新をもたらす価値共創戦略株式会社セントラルユニ)の「Ⅲ. 業界の常識を変えるビジネスモデル」を参照。

「クレソン × お菓子」とシフォンケーキの秘密

クレソンで作るお菓子。

お肉の付け合わせなイメージの強いクレソン。

そんなクレソンでスイーツをつくるって、まったくイメージできませんでした。

ゆかりさんがクレソンシフォンケーキをつくってくれて、

クレソンでお菓子もありだなーと思い始めたヒロアキです。

ケーキにしてもクレソンいけるんですね。

クレソン・シフォンケーキの作り方は

先日の「KUMAMOTOクレソンでシフォンケーキ♬」に詳しいです。

ですので、

今日は「シフォンケーキが門外不出のナゾのケーキだった」というお話でも書いてみようと思います。

知ってました?

シフォンケーキは20年もの長い間、

たった一人しかレシピを知らないナゾのケーキだったという歴史があったこと。

どういうことか、詳細を引用します。

シフォンケーキが誕生したのは1920年代のアメリカ。カリフォルニア州に住む元保険外交員のハリー・ベーカー氏が試行錯誤の末に考案したといわれています。真ん中に穴がある形は卵白だけを使って作る軽い食感の「エンゼルフードケーキ」が原型。ですが、ベーカー氏はこの型を使い、絹のようになめらかで柔らかい生地のケーキを作り出します。

これが評判となって大ヒットしますが、彼はなんとそのレシピを20年ものあいだ誰にも明かさなかったそう。アパートの1室を秘密の厨房にして1日40台以上のシフォンケーキを焼いていたといわれています。その後、この秘密のレシピは世界トップクラスの食品会社であるゼネラル・ミルズ社に売却され、1948年にようやく雑誌にレシピが公開されました。

こうしてレシピが公開されたこによって、シフォンケーキのふんわり軽い食感の秘密が卵白をしっかり泡立てた「メレンゲ」と「サラダ油」によるものだという事実が明らかに。お菓子作りに植物油を使うという製法はそれまでになかったため、アメリカ全土で大きな話題を集め、シフォンケーキブームが巻き起こりました。

引用元:ガジェット通信 元保険外交員の男の秘伝レシピから生まれた「シフォンケーキ」

情報社会の現在では、20年間も秘密が保たれていたなんて信じられませんが、

評判が良くて、誰もがレシピを真似しようとしても真似できなかった秘密のケーキだと思うと、

シフォンケーキの味わいもさらに良く感じませんか?

シフォンケーキのフワフワの秘密【メレンゲ科学】

シフォンケーキのレシピの秘密はサラダ油ですが、

シフォンケーキのフワフワ触感の秘密はメレンゲです。

卵の卵黄を守る成分である卵白。

そんな卵白からできる純白でときめくメレンゲ。

メレンゲがどうして泡立つのか?

その秘密のキーワードは「空気・表面張力・タンパク質」です。

調べてみました。引用します。

卵白に砂糖を加えて泡立てたものをメレンゲといいます。メレンゲを焼けばサクサクのお菓子になりますし、ケーキやムースの生地に混ぜるとなめらかな口当たりになります。メレンゲの原料である卵白は水分が多く粘りがあります。卵白をかき混ぜると、空気が混じり、細かい気泡がたくさんできます。表面張力の大きい水ではいくら撹拌しても泡立ちませんが、卵白には表面張力を弱めるタンパク質が含まれているため泡立ちます。卵白の中に空気が入ると、そのまわりのタンパク質がつながり、うすい膜を作り気泡ができます。このタンパク質空気にふれると、分子の形が変わって固まるため、できた気泡は安定し、その形を維持できます。そのため、よく泡立てるとつぶれにく泡にあり、メレンゲができます。

引用元:著者:佐藤成美 出版者:講談社「おいしさ」の科学 ―素材の秘密・味わいを生み出す技術―

こうしてメレンゲになった卵白こそが、フワフワなシフォンケーキを作ってくれます。

その秘密はコチラ。引用します。

ふわふわのスポンジケージを作るには、別立て法が向いています。まず卵白をしっかりと泡立て、そこに卵黄(黄身)を混ぜて、かたくしっかりした気泡を含む生地にします。気泡は大きめの粒になり、フワッと軽い仕上がりのケーキになります。

一方、しっとりしたスポンジケーキを作るには、共立て法が向いています。卵黄には、水と油を結びつける性質の脂質が含まれているので、卵の成分や材料が均一に分散します。最初から卵白と卵黄を一緒に泡立てると泡立ちにくくなりますが、クリーム状の細かい気泡の生地となり、スポンジケーキは、しっとりと濃厚な感じに膨らみます。

引用元:著者:佐藤成美 出版者:講談社「おいしさ」の科学 ―素材の秘密・味わいを生み出す技術―

まとめ

以上、今日のブログでは秘密のシフォンケーキの歴史と、フワフワ触感をもたらしてくれるメレンゲの科学について調べてみました。

なぜ、今日はシフォンケーキを調べたかって?

美味しかったからまた食べたいんだよねー

よろしくお願いしますよーゆかりさん。

クレソン・シフォンケーキつくってみたよ!って人は教えてくれると喜びます。

試してみてねー($・・)/~~~